結衣の誕生日プレゼント-1
【結衣の誕生日プレゼント】
夏休みに入り、しばらく経つとオレは16歳になった。これで公的な免許を取れる年齢に達し、大人の入口に入ったことを自覚した。それでも扶養の身として、自分の糧はまだまだ親に頼らなければならない。
本来ならば誕生日プレゼントなどは、辞退すべき年なんだろうが、高3までくれると言うので甘んじて受け取ることにしていた。
両親からのプレゼントは、中学に上がってからは毎年決まって図書カードだ。これはクリスマスの時と同じだ。毎回工夫の無い安直なプレゼントに、貰う度に苦笑いを浮かべるしかなかった。
高校生になった今年は、これにマクドナルドのクオカードがプラスされていたから、少しは進化したと思うことにした。
親はこんな感じだが、いつも嬉しいプレゼントを贈ってくれる人も居る。小さい頃、結衣共々とても可愛がって貰った叔母が近所に居た。その叔母はアメリカ人の伴侶を得て、海外に渡って久しいが、今でも叔母からのプレゼントは毎年欠かさずに贈られてくる。今年はアシックスの最新モデルのサッカーシューズが届いた。
今使ってるシューズが少し古くなってたから、このプレゼントは図書カード+マクドナルドクオカードより遥かに嬉しかった。
結衣から貰ったプレゼントは、オレ好みのお洒落なシャツだった。
「ありがとう、結衣のプレゼントが一番嬉しいかな」
喜ぶオレの耳元で、両親の目を盗んだ結衣が囁いた。
「それ、あたしとお揃いだよ。一緒に着て出かけようね♪」
恋に恋することにまっしぐらな少女の目が、キラキラと輝いていた。
ペアルックだったのか…。それを着た時のことを想像して赤面した。気恥ずかしさを振り払い、親の目を盗んでお礼のキスをした。その日は何度もせがまれた。
その夜、親が寝静まった後のこと。週末でないにもかかわらず、結衣がオレの部屋に忍び込んで来た。この日1日、ソワソワする結衣を見ていたので、何となくそんな予感はしていた。
「おめでとう。もう1つ大人向けのプレゼントがあるの」
上半身はノーブラの白いTシャツ、下半身は下着だけの姿の結衣が恥ずかしそうにそう言うと、素早くベッドに横たわった。
このTシャツはオレが下着替わりに使ってる薄手のモノで、それを選んでわざわざ着てきたようだ。薄目の素材が可愛い乳首を透かして興奮した。恥ずかしがり屋の結衣にしては気の効いたサービスだった。
「プレゼント?どこにあるんだよ」
オレはニヤニヤしながら惚けると、結衣は上ずった声で答えた。
「じ、自分で探して…」
じゃあ遠慮なく。
「これかな?」
オレは白いTシャツに、ぽっちり浮き出た乳首を1つ軽く摘まんだ。摘まんだ乳首は既に硬かった。
「くっ、ううっ…」
結衣の身体はピクッと反応したが、階下で寝ている両親に気付かれないように、口元を閉じて喘ぎ声を押し殺していた。
「両方かな?」
結衣のTシャツを捲り上げ、出てきた左右の乳首を直に摘まんでダイヤルを回すように、クリクリと捻った。
「くっ、あ…ううっ…」
「う〜ん、もっと他にもありそうだな」
乳首の刺激に悶える結衣の反応を楽しみながら、片方の手を下腹部に伸ばし、下着の上から卑猥な割れ目に指を這わせた。
結衣はビクンと身体を震わせると、オレの指が自由にその部分を弄れるように、足を大きく開いてくれた。