結衣の誕生日プレゼント-2
既に汁気を含んだ布地はじっとりとオレの指を濡らした。
「こんなに濡らして、待ってる間にオナニーしてただろ」
ビクッと反応した結衣は、恥ずかしそうに顔を覆って首を左右に振った。以前、結衣が部屋に来る前に、コッソリ結衣の部屋を覗いたことがあった。その時はまさしくオナニーの真っ最中だった。オレは時折それを持ち出して結衣を辱めて楽しんだ。
「うそつきめ」
「イジワル」
結衣は顔を覆ったままそっぽを向いた。
オレはニヤニヤしながら、湿り気を馴染ますように、割れ目に沿って幾度か指を動かした。新たに滲み出た愛液で布地は更にぐっしょりと濡れた。
布地は肌に貼り付き、結衣の卑猥な柔肉をくっきりと透かしていた。直にそれを見るのも好きだが、こうして結衣のやらしさの証を見るのは凄く興奮した。
「プレゼントって、この美味しそうな蜜のことかな?でもこのままじゃ味わえないよ」
セックスする時、結衣の着ているモノはいつもはオレが脱がしていた。しかし、せっかくの誕生日プレゼントなので、いつも受け身の結衣がどうするか様子を見ることにした。
オレが手を出さないので、結衣はモジモジしながら、腰を浮かせて自分で下着を脱ぎ始めた。愛液で股間に貼り付いた陰毛が現れ、辺りに雌の匂いが漂った。
驚いたことに、下着を脱いだ結衣はクルリとうつ伏せになると、自らの意思で四つん這いになった。そしてオレの顔に向かって雌の部分を突き出すように、女体を反らせてぐっと尻を上げた。
結衣の雌の部分が顔面に迫り、その香しい香りがオレの中の牡を刺激した。
「いつもオナニーばかりしてる結衣のエッチなアソコ、いっぱい味わってね」
恥ずかし気に振り向いて、小さく言った結衣は真っ赤になって枕に顔を埋めた。姉の要素が薄れてからこのかた、自分からこんな卑猥さを示したのは初めてだった。オレは凄く興奮した。
大人の誕生日プレゼントとはいいもんだ。
せっかくなので結衣の雌の部分をじっくり観察することにした。やや赤みを帯びたピンク色の肛門が一番間近に存在を示し、その下に少し開いた2枚の柔肉のヒダが左右対称に曲線を織りなしていた。淫靡な秘肉の卑猥さに生唾を飲み込んだ。
その柔肉の間には、じっとりと密が溢れる淫口が何かを求めるようにヒクつき、更にその先には可愛い突起が、弄って欲しそうに顔を覗かせていた。これを弄った時の結衣の痴態を想像すると興奮が増した。
それらの卑猥な部位は尻を突き上げることで、余すことなくオレの目の前に晒されていた。
結衣にとっては一番恥ずかしいポーズだろう。オレを悦ばすために羞恥に堪え、それによってもたらされた卑猥なこの光景は、とても嬉しい誕生日プレゼントだ。オレは束の間、その光景に見入っていた。
「ああん、恥ずかしいから、そのままにしないで…」
その部分を弄られていたら、快感で羞恥を紛らすことができただろう。この姿勢のまま、ただ見られるだけの羞恥に堪えれなくなった結衣が、それを紛らす直接的な刺激を求めて尻を振って催促した。
結衣に悪いがオレが服を脱ぐ間も、少しだけ待って貰った。それが焦らし効果になったのか、股間を濡らす愛液が少し増えていた。
全裸になったオレは結衣の尻を掴むと、舌先をすぼめて結衣にとって一番羞恥を与える部分を真っ先に責め立てた。
「うううっ…」
肛門に受けた甘美な刺激と、見られることとは別の羞恥で結衣の女体は震えた。オレはそのまま肛門を責めつつ、指でクリトリスを刺激し、片方の手は胸に伸ばしてプルプル揺れる乳首を捉えた。
「ひゃあんっ!ダメぇえ〜」
女体がのけ反ったことで、枕から顔が離れた結衣の喘ぎ声が部屋に大きく響いた。結衣は自分の声に驚き、慌てて枕に顔を押し付けたが、オレは気にせずそのまま責め続けた。
声を押し殺すことが反対に興奮が増したのか、結衣はそのまま軽く絶頂を迎えた。
「んーっ!んーっ!ん―――――――!」
枕に押し付けたくぐもった絶頂の声はいつもより卑猥に聞こえた。