結衣の感情-4
「普通、女同士で慰めるって言ったら、カラオケ行くかヤケ食いだろ。どうしてそっちにいっちゃうかな」
オレは呆れ返った。
「だって、あたしもその前の日に裕樹くんとエッチしたばかりだったし、ついついそんなことばかり考えちゃって。あの時も早く裕樹くんと2人きりになりたくて、どうかしてたのよ…」
テンパった結衣はトンでもない2人の秘密を口走っていた。
「やっぱりあの時が初エッチか。様子がおかしいから多分そんなことだろうと思ってたけど、まさか相手が裕樹くんだったとわね」
真弓も呆れ返ったようだ。
「でもいいわ。2人してお互いが嫌になったら、どちらかがあたしと付き合ってね。ずっと待ってるから」
オレも結衣も真弓の言葉に呆気にとられたが、この際、自分の気持ちをハッキリ伝えることにした。
「ごめん、オレは結衣以外に考えられない」
オレはそう言って結衣の手を握り締めた。
「あたしも、裕樹くん以外に考えられないよ」
結衣もその手を強く握り返した。そんなオレ達を見て真弓が軽い調子で言った。
「もう、姉弟揃って固いんだからあ。もっと軽く考えようよ。3人で愛し合うってどう?このまま部活サボって3人でエッチしようよ」
真弓の突拍子もない発言に、オレ達は空いた口が塞がらなかった。
「ぷっ!何よ姉弟揃ってその顔は?冗談に決まってるじゃないの。これでも結衣の気持ちをほぐすために気を使ってるつもりよ。ホラ、結衣も落ち着いたでしょ」
真弓が結衣の頭に手を乗せて、髪を優しくクシャッと掴んだ。
「わ〜ん、真弓、ありがとう」
結衣はそう言って真弓に抱きついた。真弓は結衣を抱き締めながら、その手は結衣の尻の辺りをごそごそさせ、オレに向かって熱い眼差しでウインクした。そして、結衣が見てないのをいいことに、軽く目を閉じて唇を尖らせてキスをせがむ顔をした。
一瞬、オレの頭に3人で愛し合う光景が浮かび、その想像で不覚にも勃起してしまった。
真弓の言葉が冗談でありますように。でもちょっとだけ興味もあるかな…
真弓が足を開いて寝そべり、四つん這いになった結衣が、真弓の卑猥な部分をぺちゃぺちゃと音を立てて舐める。
『あうう…、結衣…、気持ちいいよぉ〜』
結衣の後ろに回ったオレは、卑猥な汁を垂らす結衣の股間に、固くなったモノを突き立てる。
『いやああん、裕樹くん、スッゴオイ、ああん』
しばらくこの妄想がオレの頭から離れなかったが、結衣も落ち着いたので、3人揃って学校に足を向けた。歩きながら勃起を誤魔化すのに苦労した。