週末の恒例行事-3
ある日、人目が気なったオレが、繋いでいた結衣の手を振り払ったことが有ったが、結衣は場所もわきまえず拗ねた。
「もう、姉ちゃんのクセにもっと周りに気を使えよ。みんなにバレるだろ」
「『姉ちゃん』はイヤ!名前で呼んで」
オレが姉であることの自覚を促すと、結衣はそれを放棄し、オレを見上げて涙目で懇願した。
「わかったよ結衣。これでいいか?」
「うん♪」
少々面倒くさい性格になったが、それはそれで凄く可愛いかった。
すっかりオレ好みになった結衣が、今、目の前で、全裸の胸と股間を手で隠して立っていた。
「せっかく裸で来たのに隠したらダメだろ」
「だって恥ずかしいよぉ…」
真っ赤になった結衣が、俯き加減でモジモジして答えた。
「ほら手をどけて、オレの大好きな結衣の全部を見せて」
これを優しく言えば結衣はイチコロだった。まあ、結衣の想いを利用しているので、少々心苦しいが、本当に結衣のことが好きなんだから許されるだろう。オレに対する依存性の強い結衣は、オレの指示通りに、おずおずと魅力的な部分を隠した手を外した。
目の前にハリのある胸と可愛い乳首が現れた。恥ずかしさからか、はたまた興奮しているからか、結衣の乳首は、見た目にも硬くなっていることがわかった。
オレはベッドの横で緊張気味に立つ結衣に手を伸ばして、その乳首の両方を同時に摘まんだ。
「あっ…」
それだけで腰くだけになった結衣がオレに寄り掛ろうとした。ムニュッとした感触が心地よかった。
「ダメダメ、ホラしっかり立って」
オレは結衣の乳首をクリクリと摘まみながら女体を押し返した。
「ああっ…」
「そうそう。あっ、ふらつかないように少し足を開いた方がいいかな」
それに従うと何をされるのかを理解していながら、少し躊躇しながらもオレの指示通りに足を開いた。その拍子に雌の香りが漂った気がして興奮が増した。
「いい子だ」
まるで年下の恋人に対するように結衣の頭を撫でると、結衣は嬉しそうにはにかんだ。
しかし、オレが開いた足の付け根の卑猥に割れる淫部に指を滑り込ませると、そのはにかみ顔に淫靡な色が現れた。
全裸になり自分の部屋で待機している時からオレに触られることを想像していたのだろう。若しかしたら待っている間、自分でも少し弄っていたかもしれない。
案の定、結衣のそこは愛液でべっとりと濡れていた。オレは這わした指で陰部をクチュクチュと弄り、卑猥な濡れ具合を楽しんだ。
「あああん…、ダ、ダメ…」
淫部への甘美な刺激で乳首の時以上に弛緩した結衣は、そのままオレに身を預けるように覆い被さってきた。結衣の福よかな胸がオレの顔を圧迫したので、受け止めるままに結衣をベッドに押し倒した。
急いで着ていたTシャツとトランクスを脱ぎ捨て、そのまま半開きの唇にキスをした。それを待ちかねていた結衣は、直ぐに舌を絡めてきて、少しでもオレの存在を確かめたいかのように、オレの背中に手を回してギュッとしがみついてきた。
オレは結衣のその力強さに、愛されていることを実感した。
「結衣、愛してる」
胸が熱くなったオレは結衣の耳元で囁くと、こちらからもそれを示すように、結衣の柔らかな身体をギュッと抱き締めた。
「嬉しい…」
結衣が真底嬉しそうな表情を浮かべたので、オレも嬉しくなった。
もう一度キスをしてから、愛撫を始めた。
初めに胸全体を優しく包み、ムニュムニュと心地好い柔らかな胸を弄んだ。それを充分堪能してから魅力的な乳首に吸い付いた。
「あうう…」
結衣の可愛い口から吐息が漏れた。もっと気持ち良くしてやろうと思い、レロレロと硬くなった乳首を転がすように責めながら、湿り気のある部分にも手を伸ばした。
結衣はそれを待っていたかのように、足を大きく開いてオレの指を導いた。乳首への刺激で新たに潤いを増していた陰口は、這わした中指をぬぷりと中へと受け容れた。身体の中に侵入した異物の刺激で、結衣の女体がピクンと反応した。