♪愛玩-1
膝上に乗せた少女……
その表情は互いの位置関係故窺い知る事は出来ないが、ほんのり桜色に色づく肌から幼いながらも清らかな恥じらいを感じさせる。
それはまさに俺が追い求めたものと言えた。
「もっと脚から力を抜いてごらん?」
そう汐莉の耳元で囁きながらも、俺の指先は淫猥さを増していく。
淡い水色のワンピース裾元から潜り込ませた指先は、少女の中心を包み隠す薄布をしっかりと捕らえていた。
しかしそれは触れるか触れない程度の微妙なもので、決して浅いスリットを弄り当てる様な粗野なものでは無い。
まだ11歳の少女がそうそう簡単に、“悦び”を知る様な事が無いのは承知していた。
これは布石……
気が遠くなる程の積み重ねが、後に得難い快楽への繋がりと信じ俺はそれを繰り返す。
その行為と引き換えに俺は、汐莉が望む物を与え続ける。
「ぴちゅっ ちゅぷちゅぷっ ちゅうちゅう」
無垢な舌先は求める物の為に、尋常ならざる執着を持って俺の物に絡み付く。
それは清純可憐な少女の容姿からは想像に難く、本来であれば平面世界の中でしか叶わぬ夢と言えた。
幼くも愛らしい少女の表情を窺いながら、俺は確実に至福の瞬間(とき)を迎え…… ようと……
それはまるで数珠つなぎの快楽…… 繰り返し、繰り返される…… 欲望の吐出…… ……射精が止まらない?
繰り返される射精の連続に、腰に力が入らず身を引く事さえ叶わない?
いや、すでに力が入らないと言うより、意識さえ危うい状態に思える。
(これは、いったい、どういう…… ことなのか?)
僅かに残る感覚から言えば、俺の精巣は、すでに空(から)になる程射精を繰り返し、夥しい量の体液が…… 吸い出されている?
もうすでに瞼を開く事さえ叶わぬ程に、全身から精気が消え失せていると言える。
(いったい、どうなっているんだ?)
それが俺にとって意識があった最後の想いであった。