アイシテル-1
“アイシテル”
なんて耳元で
囁かないで
どうせ今だけの
安い
うすっぺらい言葉
ベットの中でしか
アイシテルと
囁かないのはね。。
気付いてるよ
彼女に少し罪悪感が
あるからでしょ?
“こんな男やめとこう”
自分の中の自分が叫ぶ
ホントの彼が知りたいから
ホントの彼が欲しいから
その場だけの言葉が
逆に心にイタイょ
それでも彼を拒めないのは
やっぱり彼と
細い
細い
この繋がりを
切りたくないから
アイシテル
今日も彼は
私に囁く
“愛してる”
ではない
“アイシテル”を――――