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第三の性〜少女性愛者への贈り物
【ロリ 官能小説】

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神話と昔話と馬鹿騒ぎ-3

島田は、ちょっと嗅がせてと、カーチャの脚のあいだに顔を持っていった。カーチャは上を向いて、はははと楽しそうに高笑いした。島田は、開いているカーチャのそこを触って押してみた。穴が見えなかったからである。下のほうに力を入れると、親指が刺さるように肉に隠れた。カーチャは痛いと腰を引き、同時に
「ほら、立ってる立ってる!」
と、指差してマリーナに見せた。
「嗅いだら立った。やっぱり変態さんなんだ。」
マリーナが片手をひらひらさせながら、もう片方の手で鼻をつまんだ。
当たり前だろと島田は言って、自分のグラスに注いだ。カーチャはいきなりごろりと横になった。腹這いで寄ってきて島田のあぐらの上に頭を置いた。
「お前、酒癖すごく悪いだろ。」
「捕まえた。もう離さない。」
カーチャは言って、硬い島田のものを握り、頬に寄せた。間近に眺めて口に当てなどしていたが、やがて深々と寝息を立て始めた。
「ちょっと、あたしも抱いて。」
立って飲んでいたマリーナがグラスを持って来た。島田の腿を跨いで座った。島田は手をマリーナの尻の下に入れて、子供にも本当に穴があるのかどうか、カーチャにしたことを試してみた。中指が探し当てて入った。深く差し込むと、奥に届いた。我慢しているのか固く抱きついて、しかし島田のしたいようにさせながら、マリーナは、あたしたちの絵はどうなっていくんだろうと真面目な疑問を口にした。焼津が話してくれたアイデアをマリーナは耳元で島田に語り始めた。マリーナのよく通る綺麗な声を聞いているうちに、島田は快く酔いが回って、あぐらをかいたまま眠ってしまった。

島田は夢を見た。神がアダムを創った場面だった。神は人を男と女とに創りたまえり。そう聞こえた。しかしアダムは男でも女でもないように見えた。しかも、アダムは何人もいて、親と同じ顔形の子供を自分で産んでは死んでいった。人が一人なるは良からず。アダムたちに変化が起きた。アダムから生まれる子供に、男女の別が生じたのである。それから男女は二人で子を生むようになった。男がアダム、女がエバと呼ばれた。エバが蛇に誘惑され、そのエバにアダムが誘惑された。アダムの時代の名残から、子は親と同じ名前を継いでいたが、誘惑ののち、人は次第に親に似なくなっていき、何世代かすると一つの名を冠した一族は滅びた。また、男女の分業が進み、性はますます乖離していった。人間は、時代が下るにつれ、一人一人違っていることを互いに喜ぶようになった。
ところが神は、ばらばらになっていく人間をも良しと見た。それどころか、その創造性の進歩を頼もしく思った。蛇に誘惑されながら、蛇とは異なるもの、それまで存在しなかった何かが、いつか生まれるという希望を神は楽しみに抱いた。
一方で、人類が混乱を自分で解決に導く助けを神はいくつも与えてきた。今、神の手の中に、取り置いておかれた古いアダムがあった。ウィルギニズムだった。神はそれを人類に注入した。


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