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第三の性〜少女性愛者への贈り物
【ロリ 官能小説】

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進学予備校-2

夏休み、夏期講習の初日が台風で休校になった。予備校のメールで知らせを受け取ったリュボーフィは、自分の所に警報が出ていないのを見て、確認のため電話してみると、藤枝が出た。遠方から来る生徒の状況も考慮して、予備校はやはり休みになるそうだ。非常勤講師の藤枝は今から帰るのだという。うちで勉強しておくよう電話口で言われたが、一度ウィルギニズムについて藤枝と話したいと思っていたリュボーフィには、その時が今だと思われた。それを正直に伝えると、藤枝は会うことを承知した。
結局、喫茶店に入るまでに随分降られて、リュボーフィは、傘をさしていた上半身も濡れたありさまだった。コーヒーを飲んで待っていた黒い背広姿の藤枝は、リュボーフィの格好を見ると、着替えなければならないから家まで送ると言い、勘定を済ませて車に誘った。話は道道すればよいとも言った。リュボーフィは助手席のドアを開けた。
迷惑かけてごめんなさいとリュボーフィは藤枝に謝った。探究心があって結構だと藤枝は言いながら、コンビニを見つけて駐車した。そして、タオルとティーシャツを買って戻ってきた。
「下はどうにもならん。」
と冗談めかして笑い、リュボーフィに手渡した。
リュボーフィは濡れた長い髪をまず拭くと、部活動の時するように後ろに縛った。それから青のワイシャツのボタンを外し始めた。下は裸だった。驚いた藤枝は車を発進させ、人に見られないよう脇道に入った。平気で前をはだけたリュボーフィが言った。
「何にもないから見ても大丈夫ですよ。」
男子よりずっと華奢な、しかし同世代の女子とは違う裸だった。胸は、何にもないのではなく、小さな乳首の周りだけ盛り上がっていた。リュボーフィは体を拭き、ティーシャツを着た。乳首がはっきりと浮かんでいた。
「こんな体、気持ち悪いですか。」
不安になったリュボーフィが尋ねてみた。藤枝は車を再び発進させていた。答えを待つリュボーフィに藤枝が、君は自分がウィルギニズムだとは言わなかったじゃないか、でもかっこよかったよと呟いた。藤枝がタイプAの体を直接目にしたのは初めてだったのだ。安心した様子でリュボーフィは脚を拭き始めた。濡れたスカートを捲ったままにして
「下は女の子と同じなんで見せられません。」
と笑い声を上げながら言った。ちらと藤枝がそこに視線を送ると、黒い縁取りのあるパンツの中心に溝ができて、布を挟み込んでいた。リュボーフィは腿をタオルで隠した。
雨が一層強くなってきていた。おうちで心配しているぞと藤枝は言ったが、おとといから親戚に出かけて皆いないのだと返した。リュボーフィは、大学での自分の夢を話した。藤枝は、まず高校で身を以ていろいろ経験しておくことだと答えた。そして、ウィルギニズムであることが自分個人にとってどの程度重要なのか考えなければならない。それは君の属性の一つに過ぎない。藤枝はそう言った。それから、藤枝はペドフィリアについて話し始めた。リュボーフィはその存在を知らなかったが、ペドフィリアの起こす性犯罪に深く考えさせられた。


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