風呂上がりの夜空に-8
「ああ、そうだよ!その通りだよ!」
そんな言葉は襲った後から沸いてきた。
「実の姉に勃起する変態で悪かったな!ついでにこんなこともしてやるよ、変態だからな!」
ユウジはシホのTシャツに手をかけると、手加減せずに引っ張りあげた。
「ひゃっ」
驚いたシホの顔あたりまでTシャツが捲れて、剥き出しになったEカップが視界に飛び込んできた。
たくしあげられた拍子に、大きく張り出した左右の乳房がぶるんと揺れる。白い肌が湯上がりの名残でほんのり桜色をさしていた。
ふくよかに盛り上がったバストの頂に、淡く朱を帯びた乳首が先端をツンと上に向け、乳房の揺れに合わせて弾んでいる。
弟の豹変をまるで想定していなかったらしく、シホはバストをさらけ出したまま、しばしキョトンと惚けていた。
自分に起きていることがうまく理解できず頭上にいくつも「?」が点灯しているかのようだ。
数秒してからやっと事態が脳味噌に伝達されたとみえて、
「き、きゃああっ・・・」
と遅ればせながら素っ頓狂な悲鳴をあげて、胸元を腕で隠した。
「なにすんのよう!」
「うるせー、このセクハラ女!」
「せ、せく・・・」
「さんざんコケにしやがって。お望み通り、もう無茶苦茶やってやるからな!」
ユウジはたくしあげたTシャツから手を離さず、より一層の力を込めて引っ張った。