風呂上がりの夜空に-13
目の前に、ぷっくりとした大陰唇が小振りなヒダをのぞかせて、ほのかな刺激臭が漂う肉裂を見せていた。
その下には放射状の小さな皺が無数に集積している肛門が、野菊を思わせるセピア色の花弁を収縮させている。
女として、おそらく最も恥ずかしく見られたくない部分が、ふたつながらにさらけ出されていた。
ユウジは秘裂に手をあてて容赦なく左右に押し広げた。
シホは言葉も出ないのか、か細い悲鳴のような声をあげただけだった。
鮮やかなサーモン色の媚肉が目に眩しく、その奥底からは熱い愛液が溢れはじめている。
小陰唇の合わさる部分には小豆ほどの陰核がもう肥大して、包皮を割った敏感な肉芽が先端に露出していた。
「ほーら、これは何だ?」
ユウジは肉刺に息を吹きかけた。
憐れな姉はしゃくりあげながら、
「い、意地悪・・・」
「クリトリスをこんなに大きくして、どっちが変態だ?」
「だって・・・ムネを揉んだり・・・するから」
「あれ?自分は最初に何してくれたんだっけ?」
「ごめん・・・もう許して」
だがユウジは一歩、また一歩と禁断の所業に踏み込んでいく。
包皮を剥いた肉芽を摘まんで刺激しつつ、溢れ出す愛液を掬うように舌で陰唇を舐めあげた。
「んっ、くう・・・」
シホは唇を噛んだまま、くぐもった声をあげた。
姉としての矜持により―――そんなものがあったか疑問だが―――ともかくもそんな感じの意識によって、喜悦の喘ぎを我慢しているようだった。
陰裂が分泌する酸味を味わいつくしたユウジの舌は、その下にある狭い会陰を滑って、ひくついている肛門にさしかかった。