風呂上がりの夜空に-11
「ユ、ユウジ!ユウジってば!」
尋常ではない様子の弟に、シホは叫ぶように呼びかけた。
「駄目よっ、それ以上は駄目なんだから」
「じっとしてろ、バカ姉貴!」
「駄目ったら!やめて、お願い!」
しかしユウジは、のし掛かるようにしてシホを組み敷き、裸身から両腕を引き剥がして押さえつけた。
仰向けにされても型の崩れないEカップが、息がかかりそうなほどの至近距離に迫っている。
伏せたお椀のように半球型をした乳房の頂点で、乳輪の真ん中にピンク色の小さな突起が頼りなげに震えていた。
ユウジはほとんど食らいつくようにして、片方の乳房にむしゃぶりついた。
同時にもう片方を揉みしだく。
「うっ、やめ・・・」
シホが自由になった片手でユウジの頭を押しのけようとしたが、ユウジは気にもしなかった。
歯先で軽く噛み、舌先で転がして、口を窄めて吸い上げる。
同時にもう片方の乳房に指を食い込ませて揉みしだいた。
乳肉はふわふわと柔らかでありながら、芯には確かな弾力もあって指を押し返してくる。
ユウジはその感触を確かめながら、先端の突起を指の合間に挟みコリコリとした感触を味わいつつ、半球状の乳房が歪むほどに激しく愛撫した。
やがて指と舌先の双方が、乳頭がやや肥大して固く尖ってきたのがわかった。
「チクビ勃ってきたね、姉貴」
ユウジは乳房から口を離して、意地悪く囁いた。
唾液まみれになった乳首が、てらてらと光っていた。
「気持ちいい?弟にムネを揉まれて、チクビを吸われて、気持ちよくなっちゃった?」
「誰が・・・違う・・・もん」
「へえ。じゃあ、これは何かな?」
ユウジは爪先で乳首を弾いた。
「痛ッ・・・」