私を奪って、ご主人様-4
「キスとおっぱいで龍くんにいっぱい感じさせてもらったから、次は私が龍くんを気持ち良くしてあげるね」春菜は身体を起こした。
龍を仰向けにして、春菜はゆっくりと小さなビキニの下着を脱がせた。そして、硬くなった龍のペニスを両手で包みこんだ。「んっ……」龍が小さく呻いた。
時間を掛けてゆっくりと、春菜は龍のペニスを舐め、唇をすぼめて吸い込み、舌先や喉の奥でぬるぬると刺激した。うねるような快感が龍の身体を満たし始めた。
「あ、あああ……」龍は熱いため息と共に甘いうめき声を上げた。
春菜は口を離し、先から漏れ出た透明な液を舌先でぺろりと舐めとった。
「気持ちよかった? 龍くん」
龍は肩で息をしながら頭をもたげて春菜の顔を見た。「もう、なんか、どうにでもして、って感じ」
「何それ」春菜は笑った。
「春菜さんのフェラ技、誰にもかなわないよ。たぶん」
「そう?」
「動きがなんか、こう、自然で、身体がずっと熱くて、気持ちよさがずっと続く感じ」
「ケンにいろいろアドバイスされたからね」
「いや、これは春菜さんの才能じゃないかな。そのまま一気にイかせたりもできるんでしょ?」
「そうね。ケンも口に出すのを嫌がるから直前で止めるけど、やろうと思えばできるかな」
「たぶんイかせた後、そのまま二度目まで持って行けるんじゃない? この技で」
春菜は目を細めた。「今度ケンで試してみようかな」
「ケン兄じゃ難しいかもね」
「そうだね。ほんとに嫌がるからね、あの人。龍くんもなの?」
「男はイった後『賢者タイム』があるの、知ってるでしょ?」
「うん。知ってるよ」
「二人で繋がって、抱き合ったまま盛り上がって一緒にイった後の賢者タイムはすっごく幸せな時間だけど、自分だけ出したりしたら、とっても後味が悪いんだ」
「どんな風に?」
「申し訳なさとか罪悪感とか、やっちまった感に溢れちゃう」
「そうなんだね……」
「春菜さんも抵抗ないの? 口に出されたりするの」
「『も』って、真雪は抵抗ないってこと?」
「うん」龍は少し声のトーンを落とした。「二十歳の時のあの事件で、好きでもない男に出されたのがよっぽど厭だったらしくてさ、それ以来俺のを口に出して、とか身体に掛けて、って時々ねだってくるんだ」
春菜も少し表情を硬くした。「無理もないよ。真雪にとって龍くんの出すものは心も身体も浄化してくれる聖水みたいなものなんじゃない?」
「そうなんだろうね。でも春菜さんもあんまり抵抗ないなんて、ちょっと意外だったな」
「好きな人のものだからよ。女の人ならたいていそう感じると思うけど」
龍は何も言わずにふっと微笑んだ。
「ごめんね。変なこと言って。冷めちゃったでしょ?」
「春菜さんのおっぱい吸ったら復活すると思います」龍は笑った。
「嬉しい」春菜はにっこり笑って龍の首に両腕を回した。