求愛リスト-8
12.
3日経って、正彦の携帯に、真帆から電話が掛かった。
「この前はごめんなさい。お帰りになるの気が付かなくて」
「ああ、いいんだよ。長居が出来なかったから、失礼した」
「それでえ、どうだったの」
「どうって、何が」
「あら、テストじゃなかったの」
「ああ、それか」
「随分気がないのね」
「そんなことはない、好かったよ」
「それだけ? 合格とか、駄目とか」
「そう簡単には決められないよ。仮にも、将来の妻になるかも知れないんだよ」
「じゃ、本気なんだ」
「冗談の積もりだったけれど、その気になって来た。もう少しテストとを続けたいけれど、真帆さんはどうかな?」
「私はその積もりでいるから」
「来月、上さんが友達と温泉に行くから、デートのドライヴしないか?」
「うわあ、楽しみ」
「じゃあ、場所を考えて連絡するよ。真帆さんの安全日だといいなあ」
「ハイ、じゃあよろしく」
雁首がうずく。
挿入前に、あの指でじっくりと弄ってもらいたい。
(ごきげんよう)