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白色金 (white gold)
【ファンタジー 官能小説】

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素養と萌し-1

「うっぅっ ん、うぁぅ」
あまりの気持ち良さに声を漏らしてしまう。

「どうしたの?お兄ちゃん? どこか痛いの?」
汐莉は不思議そうな表情で、こちらを伺ってくる。

「ん、うん、お兄ちゃん、ちょっと痛いかな。 汐莉ちゃん、さっきお兄ちゃんがしてたみたいにしてくれないかな?」
勢いにまかせ、口での行為を促してみた。

「……」
必死に上下させる手が急に止まると、思案に暮れた表情で黙り込む汐莉。
馬鹿げた事を口にしてしまい後悔の念が頭を過る
(こんな事なら握らせながら射精しとけばよかった)
射精のタイミングを逃した事と、姪を酷く傷付けてしまった事に自責の念を禁じえなかった。
流石に先程までギチギチにいきり立っていた陰茎も萎え始めた。

「ごめんね汐莉ちゃん、酷い事言って……」
その言葉が終わりを告げようとした瞬間、得も言われぬ柔らかく暖かな感触が陰茎の先端に絡みつく。
まるでソフトクリームでも舐める様な仕草で、幼い舌先が陰茎先端部を捉えていた。

「これで痛くなぁい?」
小首を傾げる仕草が、愛らしくも妙な色気を感じさせる。

「う、うん、すごく良いよ」
背筋を貫く快感に、思わず本音がこぼれ出る。

「良い?」
無邪気な表情で、汐莉はそう聞き返してくる。

「そ、そうだね」
情けない事に、あまりの気持ち良さに気が回らず、適当な相槌を打つのが精一杯であった。
姪の舌先で舐られながら、射精感が急激に高まるのを感じる。
舐めさせるだけでは飽き足らず、どうにも咥えさせい衝動に駆られる。

「ご褒美のミルクを飲むと綺麗になれるよ」
その衝動を抑え切れず、文字通りとんでもない事を口走り始めていた。

「みるくぅ?」
不思議そうな表情ではあるが、汐莉の反応は悪くは無い。

「汐莉ちゃんも保健体育の授業で知っていると思うけど…… 男のひとのおちんちんの先から出て来る白い物は、赤ちゃんの元なんだよ。どこに入れるかは、知っているよね?」
俺は汐莉の興味を惹く様に、注意深くその表情を伺いながら言葉を繋げる。

「うん」
汐莉は真面目な顔で頷き始める。

「そう、そこに入れられると赤ちゃんになっていくんだけど。実はその白い物“ミルク”には、秘密があって…… ここから先は大人だけの秘密で、学校では教えてくれない。何で秘密かと言うと、大人になる前にみんなが知ると……」
汐莉の表情は、すでに話に惹き込まれている事が容易に解った。


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