素養と萌し-2
「みんなが秘密を知ると、取り合いになって大変な事になるからなんだよ。汐莉ちゃんのお母さんも言っていたよね? エッチな事は、結婚する人としかダメだって……」
汐莉は馬鹿げた作り話に惹き込まれていた。
「白い物“ミルク”は赤ちゃんの元なので、すごい栄養があるんだよ。牛乳だって、白くて栄養がある事は知っているよね? だからそれを飲むと女の人は綺麗になれるんだよ」
ここで何故か思い当たる節でもあるのか、汐莉は神妙な顔になり何度も頷きながら納得している様子である。
「でもね、牛乳みたいに沢山は出ないし、簡単に何度も出す事は出来ないんだ。あれは男の人が好きな女の人の為だけに、ほんの少しだけしか出せない大切なミルクなんだよ。だから女の人は綺麗になりたいと、それが欲しくて欲しくて一生懸命おしゃぶりして貰う物なんだ。つまりあのミルクはご褒美なんだよ。たまに子供でも綺麗な子が居るのは、こっそり内緒で、“ミルク”を飲んでいるからなんだ。だから学校では教えてくれない秘密だし、結婚してからじゃないと貰えない事になっているんだね」
自分で言っていても恥ずかしくなる様な子供騙しではあるが、汐莉の顔は真剣そのものである。
「……! やっぱり、みりあちゃんが言ってた事、本当なんだ」
汐莉は、独り言の様にそう呟いた。
「お兄ちゃんの…… その……」
恥ずかしそうにモジモジし始める汐莉。
しかし、その表情は真剣そのものであった。
「もしかして、汐莉ちゃんも“ミルク”欲しいの?」
俺は満面の笑みで聞き返す。
「……」
顔を赤らめ、無言で頷く幼い姪。
「でも…… 本当は大人になってからじゃないと飲んじゃいけないんだよね。だからお母さんも言ってたでしょ? それに汐莉ちゃんにあげた事がばれると、お兄ちゃんもひどく叱られる。ん〜、どうした良いかなぁ?」
ひどく勿体ぶって、幼い姪の興味を煽り立てる。
「秘密、守れる? それにご褒美だから、簡単には飲めないけど良い?」
ひと呼吸おいてから、そう汐莉に囁きかける。
「内緒にする! 汐莉も欲しい、綺麗になりたい。どうすれば、ご褒美もらえるの? お願い、教えてお兄ちゃん」
必死に懇願する汐莉の表情に、迷いや恥じらいは無かった。
数分後。
「んぅ、んうぅぐぅっ、うぐぅっ、うんぐぅっ」
苦しげではあるが、決して嫌がる行為を強いられてではない。
自ら欲する物を得る為に、必死で先端部を頬張る横顔は堪らない程に愛おしい。
「そう、そう、おちんちんの先っぽを…… 赤ちゃんがお母さんのおっぱい吸うみたいに、ちゅうちゅう吸うんだ。そうそう、上手、上手、その調子で……」
まるで赤子に哺乳瓶で授乳させる様に、幼い姪の口元に己の欲望の先端をあてがう。
「んぅぅんぐ・・・ ちゅっちゅっ、ちゅぷっ、ちゅうちゅう……」
顔を赤らめながら、俺の指示に従順に従う姪。
「ちゅっ、っぷ、ちゅっちゅぅ、ちゅっぱっ」
チュッ○チャプスを舐める様に、汐莉の口元が伸縮しながら亀頭部を締め付ける。
時折歯先が当たるがそれを差し引いても、少女のフェラチオに射精寸前である。
かなり強引でいい加減な説明に、何故か汐莉は思い当たる節でもあるかの様に納得しその行為に応じた。
その真相を俺が知る事になるのは後日となる。
「さっきしたみたいにペロペロしながら、そのままチュウチュウ吸ってごらん」
言葉巧みに、幼い姪に“奉仕”の手解きをしていく。
俺の言葉に汐莉は、上目使いに小さく頷き従う。
初めての“奉仕”にも関わらず、飲み込みの良い。
丁度、雁首の辺りに唇が当たり良い感じの摩擦を与えてくる。
跪く少女の頭をほぼ真上から見下ろすと、綺麗な黒髪にキューティクルが円状に輝いて見える。
いわゆる“エンジェルリング”と言うやつだ。
エンジェルリング…… 天使の輪……
想えば、初めてエンジェルリングを意識したのは……
丁度、恵利子が今の汐莉と同じ11歳の時だった。
とても綺麗な“エンジェルリング”が輝いていた。
それはまさに、俺にとっての“天使”のそれであった。
《汐莉 愛姪調教 11歳の誘惑(抄)》 終了