ハッピー・エスコート社 顛末記-5
5.
「おおおぉぉっ」
院長は、腰を落とすと、唸り声を上げて、こんもりと盛り上がる草むらに顔を突っ込んだ。
鼻の先で恥毛を掻き分け、お小根に舌を伸ばす。
息を吸い込むと、ホワーッと隠微な匂いが鼻に満ちた。
野沢菜の古漬けにカツオだしを掛けて、お茶漬け飯に乗せたような香りだ。
(処女の匂いだ)
期待以上の獲物に、院長の男根は雁首を振り振り、ヨダレを垂らしている。
舌先を下げて、穴の周りを嘗め回す。
真知子が、腰を引いた。
股間に迫る危険を感じたのだ。
「真知子君、必ず君と結婚をするから」
キリキリト怒張を続ける肉棒にたまりかねて、引いた腰を追いかけて、亀頭を膣口にあてがった。
「だめ、だめぇぇぇ〜〜」
真知子は遠のく意識の中で叫んだ。
院長の執拗な愛撫で、声とは裏腹に真知子の秘部は、ウルウルと愛液を滲ませていた。性交の経験こそないが、寂しい夜を慰めるために、折に触れてはクリトリスを弄っては快感を楽しんでいたのである。
院長の唾と今や愛液の潤み始めた膣は、イキリ立つ肉棒の前に、あえなく処女膜を突き破られ、亀頭は子宮口を突き上げた。
いいいっ〜イイイィィッ
男根は反りを打って跳ねながら、精液を子宮に降り注ぐ。
「真知子君 君のおマンコはいいねえ、いいよ〜イイよ。必ず奥さんになってもらうからね」
イイイィィィ〜〜っ
院長のヨガリ声が、遠のく真知子の意識を呼び戻した。
(ああ、やられちゃったぁ〜、こうなったら何としても院長夫人になってやる。ただ乗りはさせないわよ)