ハッピー・エスコート社 顛末記-2
2.
健介は、頭に描いていた筋書きに従って、まず唇を合わせ、乳房に手を伸ばし、真知子が息を弾ませるのを待って、パンティを抜き取り、恥毛に指を絡めた。
健介の指が恥毛を探り始めると、真知子は腰をくねらせた。
健介の足が、真知子の膝を割って絡むと、真知子は股間を健介の腿に摺り寄せてきた。
恥毛から、真知子の股の間に指を伸ばし、割れ目を探る。お小根の先に指が沈むと、そこにはもう愛液が溢れている。
健介は、枕の下からコンドームを取り出して、空いた片方の手で、器用に男根に被せた。
「真知子さん、貴女は、何て美しいんだ・・・貴女のような方と愛し合えるなんて、僕はしあわせです」
「健介さん、貴男も素敵よ。うれしい」
健介は、身体を被せ、右ひじで体重を支えた。
亀頭を割れ目に寄せ、穴を探った。
「真知子さん」
耳元に囁きかけ、腰を送った。
愛液のまみれたワギナに、男根は吸い込まれた。
「あああ〜固い〜かたい〜〜すばらしいわ」
真知子の上ずった声が、健介の耳に流れてくる。
「真知子さん〜いいね〜いいねえ」
「まるで、鋼鉄みたいよ、すごいっ」
「根元まで、入ったよ〜まちこさん〜シックリと好く嵌っている」
「いいの〜いいのよ〜すごくいいの」
健介は、腰を引いて、折り返し突っ込んだ。
“のの字”を描いて、引き戻す。
ふむ〜フム ふむ〜フム ふむ〜フム〜〜〜〜〜
「いきます〜イキマス〜マチコ〜いきますぅ」
「いってください〜まちこさん〜僕もいきます」
「あああいい〜イイイ〜いいいっ〜〜」
「いく〜いくぅ〜いっくうぅぅっ」
健介が真知子の尻を引き寄せて腰を送り込むと、真知子は足を突っ張って固くなった。
オルガスムスの余韻が納まると、真知子は、シャワールームに向かった。
湯の温度を低く調整し、最後は冷水に切り替えた。
乳房から腹を伝わって流れる冷水を、股間に浴びせる。たった今まで、健介の逸物に攻め立てられ、とめどなく流した愛液を指先で擦り流す。
バスローブを羽織って、ビールを片手にソファでくつろぐ健介に並んだ。
「あのう、次の予約、お願いできますか」
潤んだ色目で健介を見る瞳は、心なしか焦点が定まらない。
(是非、是非、お願いだから、近いうちにもう一度)
シャワーで浴びた冷水も、体の火照りを癒すに至らず、股間は未だ疼いている始末だ。
相手の浜埼健介は、好みのタイプだったし、何と言っても、膣に満ちた逞しいペニスは、予想を超えていた。それは単に固いだけでなく、情熱と優しさに溢れていた。
(初めて味わった女の悦び、もう止められないわ)