不良少年-9
「おー、元気よくイッたなあ。気持ちよかったろ」
ケンジは指についた精液をナオキの腹に擦り付けながら、
「我慢してる顔も可愛かったぜ」
ナオキは相手の顔を見ることもできなかった。
同性とはいえ、これだけの人数に囲まれて裸に剥かれ、あまつさえ性的な快感を無理強いされて、我慢できず射精するところまで目撃されてしまった。
だがそれでも、悪夢はまだこれが序章なのだった。
「よし、じゃあ今度は俺達が気持ちよくしてもらう番だぜ」
ケンジはベルトを外しにかかっていた。
と同時に、その他の少年達がナオキの両脚を再び開かせた。
「イヤ……イヤだ」
「何だよ。初めてってわけじゃないんだろ」
「二度とイヤなんだ!しかも、こんなふうに見られながらなんて……」
「いいじゃねえか見られてたって。さっき盛大にイクとこ見せたばっかだろ」
「それは、君達が無理矢理……」
「ごちゃごちゃ言ってねえで、ほら、もっと足を開かせろ」
ナオキは足をばたつかせたが、少年達との力の差は歴然で、両足をM字型にした姿勢をとらされてしまう。
両手首は依然として頭上に拘束されている。
身動きのとれないまま剥き出しにされた下半身に、ズボンを下ろしたケンジが近づいていく。
その下腹部にはナオキのものとは比べ物にならないほど禍々しく、どす黒い鎌首が反り返って屹立していた。
「イヤだ!イヤだァ!」