不良少年-12
少年はすぐに果てた。
脈打つ度に、ドクッ、ドクッと生暖かい精液が発射されて口中を汚される。
少年は夢でも見ているかのような表情でじっとしていたが、やがてペニスを引き抜くと、
「飲め。吐くなよ」
だがようやくナオキはゲホゲホと激しく咳き込んで、口一杯に含まされたそれを殆ど吐き出してしまった。
残りが口の端から垂れて、ドロリと頬を汚している。
「あ、しょうがねえな。シーツに垂らしやがった」
「あとで掃除させればいいじゃねえか。それより体勢、変えるぞ」
ケンジは一旦、アヌスからペニスを引き抜くとナオキを四つん這いをさせて、再び背後からねじ込んできた。
「お、やっぱこの体位は深く入るな」
「じゃ、クチのほうは今度は俺が……」
先程とは別の少年がまたベッドに上がった。
よく太った彼は、四つん這いになったナオキの正面で足を伸ばしてくつろいだ姿勢をとり、先のふたりに劣らず勃起したペニスを咥えさせた。
「よし、今度は前後で同時にいくか」
「へへ、じゃあ合図くださいね」
「おい、誰か撮っとけよ」
「さっきから撮ってますよー」
ベッドの脇に立った少年がスマートホンを構え、背面についた小さなレンズを犬のような格好で犯されるナオキに向けていた。