結ばれる2人-7
「ごめん」
「もう!次変なこと言ったら止めるからね」
「はい…」
千尋は少し睨みを効かせながら、話の続きを始めた。
「そしたらお母さんが出てきて、『千尋は毎日浩太さんを思いながらオナニーばかりしてるけど、本当に浩太さんが好きなのね』って聞いてきたの。夢だとわかってたから、あたしはそのままオナニー続けながら『大好き!浩太にいのお嫁さんになりたい』って答えたの」
千尋がオレの反応をチラチラ見ながら言った。
何て夢だ。千尋のオナニー姿を想像して、不覚にもオレの下半身は復活していた。
「で?」
茶化すと止めそうなので、それ以上何も言わずに促した。
「そしたらお母さんがね。『だったらお母さんが千尋の願いを叶えてあげる。だから、お母さんの言う通りにいなさい』って。あたし嬉しくて『うん』って即答したのよ。そしたらお母さんがね、『浩太さんは本当に好きになった人には、絶対に自分から言い寄らないから、浩太さんのところに行ったら、千尋から積極的に誘惑しなさい』って。それに『エッチするんなら危険日に気を付けなさい』って。ほら、あたしってデキ婚の子供だから」
「何だって?」
オレはバカみたいに素っ頓狂な声を上げていた。
「だから夢なんだってば。でも結構リアルな夢で、何だかその通りにしたくなっちゃうのよね。だからいつも生足見せてたんだよ。凄く恥ずかしかったんだから」
「ずっとホットパンツだったのはそんな理由か?」
幾ら気心が知れてるとはいえ、16歳の娘にしては無防備だと思っていた。そう言えば時々胡坐をかいたり、ヨガと言ってなめかしいポーズを取ってたのはそのためか。しかし、それが夢のお告げを信じてだったとは、やはりまだまだ子供だな。
「うん。特に昨日の夢は凄く過激だったよ。『生足攻撃でムラムラしてるから今夜がチャンス。夜中に浩太さんがシャワー浴びたら、恥ずかしがらずに飛び込むのよ』って。『千尋の裸を見ておちんちんが勃ったらシャブリつくのよ。とにかく積極的に攻めなさい』って」
「はあ?だから自分からフェラチオやディープキスをしたのか」
オレは呆れ返った。しかし、台詞の端々まで覚えてるんだから、かなりリアルな夢だったんだろうな。
「うん。吃驚した?」
「まあ、処女のクセに変だとは思った。しかし、積極的にちんちんシャブれだなんて、知子はトンでもない母親だな」
「だから夢なんだってばあ、本当のお母さんが娘にそんなことを言うわけ無いでしょ」
(コホッ)
ん?
気のせいか、空咳みたいな耳鳴りが聞こえたような…
「まっ、確かにな。でもオレも嫌いじゃないし。お蔭でこうなったから、千尋のエッチな夢に感謝だな」
「うん♪」
千尋が元気一杯に頷いた。
「じゃあ、ベッドで自分から足を開いて、アソコを見せたのも知子の指示か?」
「いやあ、あれは自分がしたくなったからかな。開き直ったら急にエッチなところを見て欲しくなったの。凄く」
なんじゃそりゃ!純粋そうな顔して、嬉しいことを言いやがる。さっきの1人まんぐり返しのポーズを思い浮かべて、オレのモノは益々イキリ勃った。
知子の夢の話を聞いたからなのか、その時、前触れも無くまたオレの妄想癖が出てきた。
(あたしの夢のお陰なんだから感謝しなさいよね。千尋もよかったわね)
墓場の時と同じく、オレの頭の中に知子の声が響いた。
オレがその妄想を振り払おうと、頭を振っている時に、千尋のつぶやきが聞こえてきた。
「うん、ありがと、お母さん」
どうやら千尋も妄想癖がありそうだ。それにしても同じ時に知子の妄想をするとは、やはり結構偶然てあるもんだ。
それより、なんでこんなとこまで来て娘のセックスを見てるんだよ!見たくないって言ってたクセに。
オレはそれが妄想と知りつつ、頭の中の知子に文句を言った。オレもこれから若い千尋と付き合うんだから、妄想と戯れるユーモアセンスも必要だろう。
(だって気になったんだもん。それよりも初めての千尋をイかすなんて、浩太さんて上手ね)
「やだあ、お母さんたら」
千尋が顔を赤らめてモジモジした。本当に同時進行の妄想をしてやがる。ホント、偶然てあるもんだ。
感心しながらしばらく全裸でモジモジする千尋を鑑賞していると、突然、その千尋がわけのわからないことを言い出した。
「もうっ!娘が悩んでるのに、教えてくれたっていいじゃない」
何だ?妄想との会話を続けてたのか?
「千尋、何言ってるんだ?」
オレは少し心配になった。
「そうだ、浩太にいに聞くからいいや。ねぇ浩太にい、あたしのこれ見てどう思った?」
千尋がガバッと開いた精液まみれの股間を指さした。
「凄く綺麗だったけど」
素直に褒めた。
「違うよ。これこれ」
千尋は自分の薄い陰毛を、クイクイ引っ張った。
「毛?どういうことだ?」
「あのね…」
千尋は真っ赤になりながらそれを話した。