結ばれる2人-6
もういいだろうな。
オレは少し勃ちの治まった頃具合で、千尋の中からゆっくりと自分のモノを抜いた。
塞ぐモノが無くなった途端、破瓜の血液混じりの大量の精液が、幼さの残る淫口から溢れた。オレはその光景に感無量になった。
「千尋、女になったな、おめでとう」
こんな時、何て言う?これでよかったかな?
「こ、浩太さ…ん、ありがとう」
真っ赤になった千尋が恥ずかしそうに【浩太さん】と呼んだ。やはりこれは何だかかなりコソバイ。
「千尋、それはやっぱり違和感があるぞ」
「え〜〜〜、なんでよう。いつまでも【浩太にい】だったら、子供のままみたいじゃないのよう。あたし女になったんだよ」
剥れた千尋も可愛かった。
「いや、オレはいつまでも、千尋にそう呼んでもらいたい。それは千尋からしか呼ばれない特別な愛称だからだ。千尋と結ばれた今、お前はオレにとって更に特別になったんだよ」
【浩太さん】
これを聞けば自ずと知子を思い出す。やっぱり、千尋を千尋と意識するために、知子とは違う呼び方をして欲しい。オレは心からそう思った。
「あたしって特別なの?」
「そうそう特別。だから今まで通りな」
「嬉しい♪浩太にい、愛してる」
表情豊かな愛する女は、今日1日、喜ぶ度にそうしてきたように、今も無邪気に抱き付いてきた。
「ところで、今日は中に出しても良かったのか?」
冷静に考えて、16歳の処女の娘が安全日を調べてるとは思えず、念のために聞いてみた。まあ、妊娠しても責任を取るつもりなので、それはそれでいいのだが…
「うん、今日は大丈夫。ねえ、エッチな人はこうするのよね」
千尋は中出しされて、溢れてきた精液を、指で掬って体に擦り付けながら答えた。
そう言えば、さっき体に擦り付ける女の話をしたっけ。結構レアなケースを言ったんだけど…。それを早速実践する千尋の行動力に感心しだが、ちょっと引いてしまった。
「さすがに千尋、それは止めてくれ。千尋はそこまで淫乱に成らなくていい。それよりも大好きな千尋に抱き付けないじゃないか」
「抱き付けないのはやだな。ベタベタするし、やっぱ止めとこ」
素直に従った。
「で、安全日だけど、何で調べてたんだ?」
まさか、今日の安全日を考えて誘惑してきたんじゃないだろうな。
「言ったら変に思うかも…」
「隠しごとは無しな」
「うん、わかった。また夢の話なんだ」
「夢?」
「うん、さっきのお墓もそうだけど。最近、お母さんの夢をよく見るんだよね」
「知子の?」
墓場で微笑んでいた妄想の知子の姿が思い浮かんだ。
「うん、始めから話すね。でもちょっと恥ずかしいなあ…」
「話すのか、話さないのか?」
千尋が言い淀んだので催促した。
「話すよ!これを話すには勇気が要るんだからね。よし、話すよ。浩太にいのところに来る前なんだけど、あたし嬉しくて、夢の中まで浩太にいを思いながらオナニーしてたの」
千尋が恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべながらも、際どいことを言った。この辺は長い付き合いの遠慮のなさか。
「夢の中までオナニー!どれほどスケベなんだ。それってどうなんだ、夢から覚めたら実際に濡れてるもんなのか?」
オレは茶化した。
「もう!恥ずかしいんだから、黙って聞いといて!浩太にいのバカ!もう話さないよ」