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そして16年目の恋模様(クラス1-AB)
【女性向け 官能小説】

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浴室での戯れ-1

【浴室での戯れ】

びしょ濡れのまま帰宅した。

幾ら夏場だと言っても、このままでは確実に風邪を引いてしまう。2人揃って風呂に入ることにした。

脱衣場で、いざ裸になると、さっきと違って千尋は恥ずかしがった。

「どうした?さっきは『見て見て』って感じだったぞ」

「だって、さっきは勢いで裸になったんだもん」

胸と股間を隠した千尋が、むくれたように背中を向けた。

オレがその千尋の背中からそっと抱きつくと、千尋は身体を少し捻り、顔をこちらに向けて目を閉じた。

オレが唇を重ねると、それを合図に千尋はクルリこちらに向き直った。

半開きの唇に舌を入れても、今度は邪魔をする声は聞こえない。2人は貪るようなディープキスを脱衣場で堪能した。

「くちゅん!」

千尋の可愛いくしゃみで中断するまで、2人の熱いキスは続いた。

「早く入ろう、本当に風邪を引くぞ」

慌てた2人は浴室に入ると、ざっと体の汚れを流して、浴槽に飛び込んだ。

狭い浴槽、2人が入るには同じ向きで前後に並ばなければ入れない。阿吽の呼吸で千尋が前でオレが後ろになった。

「あったかーい♪」

千尋は後ろを振り向いて、幸せそうに笑った。

その顔にまたキスをした。

「えへへ、3回目♪でも、ファーストキスがお墓で、その次が脱衣場だなんて、メルヘンじゃないなあ」

やはり気にしてたか。

「何を言ってるんだ。ファーストキスをすっ飛ばして、千尋はここでフェラチオをしたんだぞ」

「ああん、言わないでえ」

瞬時に耳朶まで真っ赤にした千尋が、恥ずかしげに顔を覆った。

「責任を取ってもらうからな」

「えっ?」

驚いた顔の千尋がまたこちらを振り向いた。本当に表情豊かな娘だな。

「ほら、これこれ」

オレは千尋の背中にそれをツンツンと押し付けた。

「やだ、さっきから背中に当たってたのは、やっぱりそれだったの」

千尋は慌てて、身体を前に逃がした。

「逃げるな。さっきの続きをするぞ」

オレは、千尋の前にそれが来るように、立ち上がった。

「もう、やだあ…」

目の前にそそり勃つモノを見て、千尋は再び顔を覆った。

「さっきは自分から咥えてきたじゃないか」

「だから勢いなんだってばあ」

もう遠慮はしない。オレは顔を覆った千尋の手を取ると、自分の肉棒を握らせた。それで観念したのか、千尋はオレの肉棒に顔を近付けると、それが収まるように口を開けた。千尋の口がそれに触れるか触れないかというギリギリの所で、オレは声を出した。

「ストップ!」

オレの制止に千尋の動きが、ピタリと止まった。

「もう、折角覚悟を決めたのに、今度は何?」

「だからだよ。折角だから、さっきみたいに言ってくれないかな」

「さっきって?」

一瞬キョトンとした千尋だったが、突然その可愛い顔が歪んだ。オレが何を求めてるかを理解したようだ。

「浩太にいのイジワル。わかったわよ、言えばいいんでしょ、言えば」

16年の付き合いは伊達じゃない。気を取り直した千尋は、オレのモノを握ったまま見上げると、にっこりと微笑んだ。

「あたしが浩太にいを気持ちよくしてあげる」

千尋は男心を擽るように、上目遣いでそう言うと、可愛い口を開けてオレのモノを含んだ。

亀頭の先が温かく包まれた瞬間、オレはそれだけでピクリと体を震わせた。しかし、さっきと同様に、その続きは未体験の16歳にはわからなかったようだ。


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