真紀ちゃんと『おあいこ』-4
次に気づいたのは、何時だろうか、お腹に冷たいモノを感じて僕は起きた。脳は起きたけど、目はあけられない。しばし、何か起こったか考える。ここは真紀ちゃんの家で、ソファを借りて眠っていて、それで、、それで、ん?お尻の穴に何かを感じたかと思ったら、また冷たいものが、お腹の中に入り込んで来た。僕は急いで飛び起きた。半分脱げたスウェットのズボンに足をとられ、床を転がった。急いでズボンを上げる。目の前に足がある。上を見上げると、真紀ちゃんの顔が見えた。真紀ちゃんがしゃがむ。その手には、、、、その手には、なんとお化けの注射器のようなものが。。。そう。これは浣腸器か?なぜ、彼女か?
そして、僕は全てを悟った。真紀ちゃんが寝ている間に、僕のズボンとパンツを脱がし、浣腸をした。それも、巨大な注射器で何回も。何かを言おうとした瞬間、強烈な便意が襲ってきた。思わず、もう一度ズボンを脱ぎお尻の穴を抑えてしまう。立ち上がる事はできず、右手でお尻を抑えながら、左手で匍匐前進、四つん這いでトイレへ向かう。でも、目の前に真紀ちゃんが立ちはだかる。
「先生、ごめんなさい。私も先生の処理してあげますから、ここで漏らしていいですよ。うら若き乙女の恥ずかしい所みたんですから、『おあいこ』にしておかないと、後が怖いですからね。」
そういう真紀ちゃんはたぶん笑っていたと思う。真紀ちゃんと目があった瞬間、僕のお尻から堰を切ったように茶色くなったうんちまじりの浣腸液が文字通り噴き出した。自分の意思とは関係なく、ものすごい勢いで噴出し、真っ白い絨毯を汚し、ソファを汚し、壁を汚し、棚や窓も汚してしまった。それでもまだ排泄は止まらない。爆発したかのように吹き出す排泄物をすこしでもおさえようと半分脱いでいたパンツを上げたけれども、焼石に水。お尻から吹き出した液体があっという間にパンツの中にひろがったかと思ったら、パンツのあらゆる隙間からはみ出した。
その時の僕の顔は、さぞ情けないものだっただろう。それに対して真紀ちゃんの顔は優しかった。あの時と正反対だ。僕はあの時の真紀ちゃんのように酔いつぶれていたわけではなかったけど、突然の出来事で放心状態で、その後は、真紀ちゃんの言いなりだった。真紀ちゃんは、僕のスウェットと下着を脱がせると、お風呂場に連れていき、丁寧に体を洗ってくれた。もちろんのあの日の僕のように、手で。僕のお尻の溝に手をいれウンチを掻き出してくれる。睾丸と太ももの間、ペニスと睾丸の間も、排泄物のカスが残らないようにと入念に洗ってくれた。僕の仮性包茎のペニスを見ながら「先生、カワイイですね。」と言われた僕は、当然、勃起してしまう。勃起しても、すこししか顔を覗かせない亀頭をみて、「先生、剥いてもいいですか?」と聞かれた時には顔から火が出た。皮をペニスの付け根の方へ引っ張り亀頭を露出させると、指をつかって、皮の弛みの内側まで、丁寧に洗ってくれた。そこは、どちらかというと白いカスで汚れていたけれど、真紀ちゃんは構わず手で洗ってくれた。
僕の体は綺麗になったけど、部屋はまだ排泄物が飛び散ったままだったので、真紀ちゃんと二人で掃除した。自分でやると言ったが、あの日の僕のように許してくれない。どうにか二人でやる事にし、トイレットペーパーやらタオルやら雑巾やら総動員で飛び散った浣腸液と排泄物を拭きとっていく。ただ、白い絨毯と壁紙についた色までは完全には落ちなかった。
「これでオアイコですけど、先生のはここに茶色の証拠がのこっちゃいましたね。先生はこれで私の言いなりです!!」
一通り掃除を終え、真紀ちゃんは冗談っぽく笑う。
少しは心に余裕が出て来た僕も、軽い感じで「止めてよ〜。弁償するから!」と返す。でも「大事な証拠の隠滅は許しません!」と真紀ちゃんは聞いてくれない。ちなみに、後日、絨毯はさすがに汚れが目立つからと、ロフト用にして、リビングには新しいのを買ったようだけど、壁の今に至るまでそのままにしていた。友達が来ても「珈琲の染み」とか言って誤魔化しているらしい。
「先生、今日はありがとうございました。おかげで、頭から離れなかった疑問も晴れたし、おあいこにもなれました。お互いの痴態は『なかった事』にしても、この出会いは大切にしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。」
やけに殊勝に頭を下げた。
僕はパンツを汚してしまったので、ノーパンで帰るしかなかったのだが、真紀ちゃんは「先生、ブリーフみたいでなんですけど、よければ、これどうぞ」と白い棉のパンツを見せた。借りたスウェットと同じく彼女の兄のだろうか。見るからに中古だったので、躊躇していたら「ゴミで捨てようと思って、入念に漂白・除菌・洗濯したヤツだから・・・。もし嫌じゃなければ、家に帰る間だけでも、履いて行ってください」と言って渡してきた。ノーパンだと、ジッパーにモノが当たったり、毛が挟まったりするので、まぁ家に帰る30分ぐらいならと、それを履いた。
普通なら履く前に気づいただろうけど、それが女物だという事に気づいたのは敷いた後だった。前に小さなリボンまで付いていたのに気付かなかった。良い大人が女性もののパンティを履いて立っている姿は、かなり情けない。真紀ちゃんは、笑いながら、カワイイカワイイと連発している。真紀ちゃんの履きふるしで、かなりダルダルに伸びていたんだけど、それでも僕が履くと小さくてぴったりと肌に密着する。普段はトランクスを履いているので、久しぶりにこのぴったりくる感覚は悪くないね。かくして、僕は真紀ちゃんのパンティを履いたまま家に帰った。
大学教員として赴任して、まだ数か月しかたっていないけど、僕は隣人の美穂さん、学生の真紀ちゃんという二人の女性と秘密の関係をもった。この関係はその後、ずっと続いていく事になる。