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理工学部 浦野准教授
【教師 官能小説】

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美穂さんとの関係-2

あの日のあの感触は今でも鮮明に覚えている。美穂さんのおまんこを通じて全体重が顔にのしかかって来た時の感触、そして、それを押し返すかのように、そのピンクのおまんこにむしゃぶりついていた僕。呼吸すらままならない僕に代わりに、美穂さんは僕の動きに合わせて、喘ぎ声とともに激しい呼吸をしてくれていたようにも感じる。僕は美穂さんのおもちゃだったのではなく、完全に1つになっていた気分だった事を話した。セックスとはまた違う一体感、あれを体験してしまったからには、セックスは、ただの身体の先っぽが相手の中に入るだけの行為にしか思えない。あの日、僕たちは完全に1つになった。僕の鼻に感じた美穂さんのクリトリスの膨らみ、そして舌を優しく迎え入れてくれた美穂さんの膣。僕が美穂さんの性器を舐めているという感覚は、いつの間にか、美穂さんの大陰唇に僕の顔が舐められているという感覚に変化していった。そして美穂さんから与えられる分泌液によって、僕の顔は溶かされ、美穂さんのおまんこと一体になり、そして僕たちは1つの生命体になった。まぎれも無くあの日感じた事はそうだった。そして、僕は、その1つの生命体が自慰をしているという感覚にとらわれていた事を美穂さんに伝えた。僕のリズムに合わせて美穂さんは喘ぎ、その喘ぎに呼応しておまんこが僕の鼻と口に吸い付いてきていた。そして美穂さんの気持ちの高まり同時に、おまんこから分泌される液がより温かく、そしてさらさらになっていくのも分かった。僕の感情が僕の口と鼻を通じて伝わり、美穂さんの感情がおまんこを通じて伝わった。そして最後におしっこ。美穂さんは自分の体から排泄される不要なものすら、僕に渡してくれるんだととても嬉しかった気持ちを話した。普通だったら引かれてしまうような話だけど、僕は一生懸命、包み隠さず話した。

あの日、最後に、キスされた時、僕はパンツの中に射精してしまった事も話した。美穂さんは、自分ばかり一方的にいってしまい、僕にそんな事をさせてしまいごめんなさいと謝ってくれたけど、これも僕の解釈は違う。あの時、僕と美穂さんはひとつだった。美穂さんが果て、そして僕も果てた。これは、僕から美穂さんの一方通行なのでは無く、僕と美穂さんという1つの生命体が自慰をして、そして果てたんだと、そう思っている。

男の自慰と女の自慰は違うと言う。男は射精のみに快感を得るが、女は果てる時だけでなく、その行為そのものに快感を得る。美穂さんは今まで最高に気持ちよくイったと言ってくれたし、僕は女性の自慰の気持ちよさを顔で感じていた。まさしく今までに無い体験だった。話終えて、二人は見つめ合ったまま、しばしの沈黙。先に口を開いたのは美穂さんだった。

「ありがとう。そんな風に思っていてくれたとは知らずに、疎遠にしちゃってごめんなさい。」

そして、いつもの悪戯な笑みをたたえて、こう続けた。

「私にとってオナニーは日課よ。私達ひとつだから片割れの貴方にも付き合ってもらわなきゃ」

そういって、立ち上がると、部屋の鍵をぽーんと私に渡した。

「あなたは私なんだから、いつ部屋に入ってもいいわよ。もちろん私の、、いや、私達の自分の洗濯カゴを覗いてもいいし、もちろんついでに洗濯もしてくれるとありがたいけどね。」

また、悪戯っぽく笑った。

七月になり梅雨が明けた。僕と美穂さんは、毎日お互いの部屋を行き来していた訳ではないけれど、だんだんとこの奇妙な共生生活の二人のベースができてきていた。僕と美穂さんは奇跡的なくらい波長が合うペアだったんだろう。お互いの部屋の鍵を持っていたけれど、そっちの方が楽だからと、窓の鍵を開けておき、ベランダを通じて行き来していた。

この出会いから六年たっているけど、実は、一度も美穂さんとはセックスしていない。この共生生活は、僕と美穂さんと二人の関係なのではなく、僕と美穂さんという『一人』の関係なのだ。一人ではセックスは出来ない。一人では自分で自分を慰める事しかできない。僕らはあの時の一体感が忘れられず、この自慰を繰り返した。


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