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あるカップルのSM
【SM 官能小説】

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3話-4

「そろそろ欲しいだろ? どうだ、入れてほしいか?」
 言葉責めで朱莉を煽りながら春斗自身はコンドームをちゃっかり装着していた。朱莉は春斗の期待通りの返答を控えめに返す。
「は、い。入れて、欲しいで……いっ!」
 朱莉が言い終わる前に春斗は言葉ではなく、下腹部のペニスによって返答に応えた。そそり立った肉棒が朱莉の秘部に吸い込まれるようにして挿入される。
「あんっ、あ、あ、あ、うっ」
 軽いピストン運動でも朱莉は喘ぎ声が出てしまう。目隠しの効果は十分発揮されていた。視界の利かない分、その他の感覚器官が敏感になっているのだ。しばらくの間、ゆっくり腰を動かして膣の感触を楽しんだ春斗は、再び嗜虐心を高ぶらせて言葉責めを再開した。
「朱莉のおまんこ、いっぱい濡れてるぞ。気持ちいいか?」
「い、いつもよりっ、気持ちいいっ」
「そうかそうか。なら、もっと突いてほしい?」
「う、うん! もっと、突いてほしいっ、です」
「りょーかい」
 言うが早いか春斗は両腕を朱莉の腰に回して彼女の身体を浮かし、足枷を外して脚部を自由にすると激しいピストン運動を始めた。
「激しっ、あん、あ、ああっ、うあ、ああっ」
 拘束された両腕をガクガク震わし、手は握ったり開いたりを繰り返して朱莉は快感に悶えた。春斗の方も、自分の肉棒がとろけてしまうかのような感覚に浸りきっていた。
「俺も、気持ちいいぞ。じゃあ今度は、腕のを外してやるから俺に抱き付けっ」
 春斗は朱莉の両腕に巻き付いて自由を奪っていた拘束具を外すと、腰に回していた手を朱莉の両肩に移動させて持ち上げ、そのまま自分の身体にもたれさせて対面座位の形を作って朱莉に腰を振るように言った。
「腰振れっ、朱莉! キスしてやるから、しっかり腰振れよっ」
「は、はいっ」
 恍惚とした表情で朱莉は返事をして頭を縦に振る一方、腰は前後にグネグネと激しく振りだした。春斗は朱莉の唇に自分の唇を重ね、舌を朱莉の口内に侵入させて内側を縦横無尽になめまわす。
「んんっ、ちゅ、ちゅっ……はぁ、はぁ……んんっ。どう、ですか? ご主人さまぁ」
「んんっ。いいぞ、朱莉。気持ちいいよ。んっ」
 唇の合わせ目から両者の唾液があふれ出すが、春斗も朱莉も構わずに舌をくねらせて交わらす。
「ほらほら。腰ももっと振れよ」
 春斗は左手で朱莉のおしりを軽く叩き、右手は頭に回して髪を撫でる。身体は張り合わせるように密着させ、お互いの体温を共有する。


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