恋人になる時間B-1
紀夫の目はたけだけしかった。
レイは、カットソーを脱がされて、胸の下方にだらりとなっていたピンク色のブラジャーも剥ぎ取られた。
紀夫は上半身は裸になっていた。
(怖い――。セックスすることになるのでは……)
抱きしめられた。男の体温を感じる。胸の厚みを感じる。そして、ペニスはストッキング越しに、レイの下半身を圧迫していた。
(ペニス、大きい……)
レイは乳房への愛撫により陶酔に導かれつつあった。
「レイちゃん、好きだ。大好きだ」
押し倒された。
「いやっ、だめっ」
紀夫の胸とレイの乳房は密着したままだ。
「怖がらなくていい。大丈夫だから」
くちびるは乳房の谷間を這う。そして、乳首に吸いついてきた。
「ああん、だめっ」
強く吸われる。
膨らんでいる乳首を舌でペロペロされる。
(気持ちいい……)
「ああっ、あっ、ああん」
(アソコが熱くなってるわ……)
紀夫はレイの乳首を軽く噛んできた。痛みは感じない。突き抜けるような悦びに少女はふるえた。
(わたし、どうにかなっちゃう……)
熱い泉がオマ○コからジュルっと零れてきているのを意識した。
(こんなになるの、初めてだわ……恥ずかしい……)
紀夫は大きく口を開けて、乳房そのものをくわえ込んできた。くわえられながら、舌で愛撫してきた。
「ああん、ああん……」
紀夫の指はレイの膝小僧に触れてきた。ストッキング越しにかすかに撫でながら、指は上がってきた。
(どうしたらいいの……)
レイのからだは硬くなる。自然に脚をきつく閉じてしまう。
乳首の先端を吸われ、乳首の根元まで吸われて、陶酔の中にいながら、、下半身を這う指に怖れを感じた。
紀夫の手は、少女のフレアースカートの中に潜り込んだ。閉じている股を割ろうとしてきた。
「もう、やめて」
レイは泣き出しそうな声でうったえて、スカートの中に潜っている手を押さえた。
紀夫のくちびるはレイの乳房から離れた。
「レイちゃん、スカートとストッキングも脱ごう」
「だめっ」
「なぜ? もっと愛したいんだ」