恋人になる時間B-3
ストッキングのさらさらとした感触がしだいに指に馴染んでくる。少女の腿の付け根に近づいた。レイは脚をきつく閉じていた。
「レイちゃん、足の力を緩めて、お願い」
紀夫は、尖り具合が弱まってきていた乳首をくちびるで挟んだ。吸う。強く吸った。
「ああん、だめっ」
乳首はツーーンと尖り、閉じていた脚が少しひらいた。すかさず手のひらを少女の花園に当てがった。パンスト越しでも熱いお湿りがわかった。
微かに手のひらを動かしてみる。緩く。緩く。
「レイちゃん、ここ、熱くなってるね。いい感じだ」
「いやっ、恥ずかしい……」
悦びの響き。
少女の声は艶っぽかった。
がむしゃらにすすみたい。だけどまた泣き出すだろう……。恥じらいを知る処女(おとめ)なのだから。
下を向いている手のひらのちからを少し強めた。花園に当てがいながら動かしていく。
「レイちゃんのお花畑だね。こうやっているだけで気持ちいいよ」
「わたし……」
「ん?」
「わたし……感じてる……」
少女の甘い高音域の声は、紀夫の耳に心地よく響いた。
「レイちゃん、気持ちいいって言ってごらん」
「……」
「気持ちいいって言って。言ってほしい」
「気持ちいい……」
(なんて可愛いんだ)
紀夫は指二本だけを動かした。レイのクリト○スを探り当てて、人差し指と中指で圧迫する。気持ちを込めて、擦ってゆく。
「ああん、だめっ」
「いいじゃないか。大好きだ」
泉は乙女の下着を濡らして、ストッキングにまでその熱さを染み渡らせていた。
三原レイとひとつになりたい。
セックスしてはいけないのか。
紀夫は欲望と向き合っていた。
そして、愛とも向き合わなければいけないと思った。