ドラマが始まる-12
「じゃあ、いよいよ最終シーンいってみる?」真雪が言った。
「そうか。い、いよいよだな」修平が興奮と緊張が入り交じった表情で言った。
今度は真雪が修平をベッドに仰向けにした。
「じゃあ、お望み通り、しゅうちゃんの手と足を拘束するよ。いい?」
「で、でも、俺、ゴム着けなきゃ」
「大丈夫だよ。あたしがつけてあげるよ」
「えっ? 真雪が?」
「うん。任せて。でも、その前に、」真雪は修平の持ち物を両手でそっと包みこんだ。「あたし、また見たい。しゅうちゃんが我慢していっぱいローション出すとこ」
「あ、あああ、真雪……」
修平は再び興奮し始め、いきり立ったペニスの先から、またとろとろと透明な液を溢れさせ始めた。
「すごい! やっぱりいっぱい出すんだね。それにしゅうちゃんのって、すっごく逞しい。びくびく動き回ってるし」
「樽みたいでしょ?」龍の横に座って、夏輝は楽しそうに言った。「修平のそれ、真ん中が異様に太くなってるでしょ?」
「うん。確かに」
「それが中に入ってくるとね、何度も脈動して、思いっきり広げられる圧力を感じるんだよ」
「圧力?」
「うん。それにやたら動き回って、中をかき回すんだ」
「しゅうちゃん、それって意識してやってるの? それとも勝手に動くの?」
「お、俺にもよくわかんねえんだけど、た、たぶん、勝手に動きやがる」
「暴れん坊なんだね。しゅうちゃんの」
「もう、ずっとじっとしてないんだ。それ」夏輝が言った。「落ち着きがなくて、修平の性格と一緒」
「しゅうちゃん、咥えてもいい?」
「えっ? く、咥えるっ?」
「だめ?」
「い、いや。だ、大丈夫。で、でも何か、も、申し訳ねえな……」
「どうして?」
「だ、だって、だってよ、ま、真雪の口が、お、俺のを咥えるって……、その……」
「しゅうちゃんって純情。ホントに思春期の高校生並み」
ふふっと笑って真雪は修平のペニスをまた柔らかく握った。「う……」その先端からまた透明な液がぴゅっと小さな放物線を描いた。
「修平って、意外に臆病者だったんだね」夏輝が言った。「夢の中じゃ好き放題やってたくせに……」
真雪は静かに手に持ったそれを咥え込んだ。そして舌を使って舐め、口の奥までそれを送り込んだ。
「う、うああっ!」修平は仰け反った。
一度口を離した真雪が言った。「ホントに大きいね。口の中いっぱいだよ。顎が外れそう」そしてまた深く咥え込んで口を上下に動かした。
「ああっ! 真雪真雪真雪っ!」
「真雪のフェラ、妖艶だね、龍くん。あれでイかされたこと、あるの?」
「一度だけね。でも、俺、ああやってイかされるの、すっごく抵抗があるから、彼女の口の中には二度と出さないことにしてるんだよ」
「またそんなこと言って……。そんなに抵抗あるんだ、龍くんって」少し呆れたように夏輝は言った。
「修平さんはどうなの?」
「あいつは、結婚するぐらいまでは、あたしのフェラで二回に一回は出してた」
「そんなに? 夏輝さんは平気なの?」
「全然平気。だって、好きな人の出すものを口で受け止められるし、自分の身体の中に取り込めるんだよ。幸せじゃん。さっきも言ったけど、何よりあの温かさが大好きなんだ、あたし」
「真雪も同じようなコト言ってた。その時」
「時には出してあげたら? 口内に」
「うーん……」
真雪はコンドームを手に取り、口に咥えてそれを修平のペニスに器用に装着した。
見ていた夏輝が大声を出した。「すごいっ! 真雪って口でゴム被せられるんだ。あとでコツ、教えて」
「いいよ。これ、龍も好きなんだよ。ね」
「うん。それかなり興奮しちゃう」龍が少し恥ずかしげに言った。
コンドームが被せられた修平のペニスは、ますます大きくなり、あっちこっちにのたうち回っていた。
「ホントに、別のイキモノみたい」真雪は笑った。
「鎮めてやって、真雪」
「うん。いくよ、しゅうちゃん」真雪が言った。
修平は泣きそうな顔になっていた。実際に少し涙ぐんでいた。「ま、真雪、ほ、ほんとにいいのか? お、俺なんかと繋がって……」
「あたしをイかせて、しゅうちゃん」