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白色金 (white gold)
【ファンタジー 官能小説】

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幼莟と素養-2

「彼氏とはエッチな事をするから綺麗になれるんだ。お友達とはエッチな事はしないだろ?」
小学生相手に何を言っているのやら、自分でも呆れる返答を返してしまう。

「…… 汐莉もお姉ちゃんみたいになりたいの」
叔父の手で下着を引き降ろされた姪は、消え入りそうな声でそう呟いた。

気が付くと“俺”は一回りも歳の離れた姪の前に跪いていた。

「汐莉ちゃんも綺麗になりたい?」
子供相手に卑怯な聞き方である事は十分承知していた。
それでも自分を抑える事が出来ず、返事を待つ事無く唇を膝につけた。

「あっ……」
幼い姪が、未知の感覚に心を震わせているのが伝わって来る。
時間をかけながら唇を這わせ、ゆっくりとその両脚を拡げさせる。

「あっ、ぅぅん、くすぐったいよぉ」
太腿の内側に舌先を這わせると、恐怖心が芽生え始めたのか震える両脚を閉じようとする。

 目の前のある汐莉の浅いスリットが俺を激しく誘惑する。
鼻先には女の匂いでは無く、少女の“薫り”がそこはかとなく漂う。
それはまるで焼き菓子から香る様な得も言われぬ甘い香りである。

午後4時27分、ふと我に返り室内の掛け時計に目をやる。
早ければ後一時間ほどで姉は若菜を連れて帰宅する。
(どのみち今の汐莉の身体ではセックスまで叶わない)
それに相手は子供、あまり無理を強いてやたらな事を口走られても困る。

数分後。
「大丈夫?、すごく熱いよ、お兄ちゃん」
汐莉は初めて手にした物に対する感想を口にしていた。
その手つきはまるで、何か無機質な物を持つ様な感じであったが、かえってその仕草が新鮮で興奮を誘う。

恐らく俺は、自分のしている事とこれからしようとしている事も正確に把握していた。
おれは欲望の対象をその場しのぎに、姉の恵利子から妹の汐莉に置き換えている。
恵利子とのセックスを狂おしく願ったが、それが叶わぬ事を知るとその妹を言葉巧みに騙し性欲のはけ口にしようとしているのだ。
まだ何も知らない子供相手に……
それでも止められなかった。

 もう男を知ってしまったであろう恵利子の代わりに、汐莉の何かを奪いたい衝動を抑えきれなかった。
それでも、辛うじて無理なセックスは自制した。
せめて“射精”だけでもさせてもらわねば、治まりがつきそうに無い。
身体を震わせ恥じ入る行為を強いられたのに対し、初めて見る男の物に対する少女の反応は思いの外従順であった。

おそらく恐怖よりも、好奇心の方が先行しているのであろう。
そして脱がされた下着を、再び着用出来た事による心の余裕の表れなのかもしれない。
何れにしても汐莉の反応は、こちらが拍子抜けする程であった。

当然不慣れであるが、こちらの指示通り健気に小さな手で握ると上下させ始める。
子供が徐々に遊びのコツを覚え始め喜びを感じる様に、その行為は段々と熱を帯び始める。


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