四人の女-39
クラブまほろばに竜子を伴って出勤してママの服部光子に紹介をする。美成はこっそりと客の佐々木信夫に電話をして、今夜来店をしてくれるように頼む。
佐々木も美成が店に入った頃から指名してくれている客で、二回ほどアフターをして彼が女心を融かしていく道がなんとも言えない甘い勝れたテクニックであるのを経験しているので、今夜竜子をアフターしてくれるように頼むつもりであった。
金曜日、週休二日になって金曜日の夜は歓楽街は遊ぶ人が多い。まほろばもほぼ満席である。美成のような人気のあるホステスは二人三人と掛け持ちで指名客を廻る。
竜子は一人目の美成の指名客にヘルプで付いて、接客の方法を学ぶ、途惑うことが多々あったが、次第に慣れていった。そのころ佐々木が来店して美成を指名をする。美成は竜子を置いて佐々木の所に行って、
「ご無理を言って申し訳ありません」
「美成さんに久しぶりに会えて嬉しいよ。何か頼みたいことがあるんだって、平田さんの子供を妊娠したのか?」
「イヤヤハ、てんご言わんといて、みんなが本当にしますよ、今日あれなんだから・・・・・・、そんなことはない」
「そうか、それでなかったら何よ」
「これから新人の子を紹介します。私の幼友達、竜子さん。お願いは、竜子を今夜アフターして下さい、彼女私と同じ年でまだバージンなの」
「美成さんにそんなお堅い友達が居たの、驚いたね」
「そんなん言わないで、彼女を女にしてやって佐々木さん」
「何でこのオレに?」
「美成、佐々木さんのテクニックにめろめろになったんだもの、・・・・・お願い、アフターして」
「いいよ、いつものホテル予覚しておいて」
ボーイを呼んで竜子にこの席に来るように言う。
「竜子さんです、佐々木さん」
「美成さんの幼友達ですって、綺麗な人だね、柔らかい感じがする」
「一人っ子ですから、竜子さんは」
「佐々木さん、一寸失礼しますね、竜子さんお願いします」
美成は、佐々木は一目見て竜子が気に入ったようであると感じた。先に指名してくれた客の席に戻って、
「どうも失礼しました。お注ぎしますね」
「竜子って言う子、今日入店したんだって、良い子じゃないか奇麗で、スタイルも良いし」
「スズキさんのお好みのタイプですか?」
「イヤ僕は、美成さんだよ」
「お尻触って、相変わらずエッチね」
「好いお尻をしている。弾力のある・・・・安産型かね」
「スズキさんは、お医者さん?」
「ぼくは、下専門の医者だよ」
「マアー、そんなお医者さんって、産婦人科・・・・ではね、こっそりと教えますね、スカート脇の所を人目に付かないように手を入れて御覧」
「こうかね?」
「スカートを開かないように、脇が空いてますから、特別に・・・・・腿が触れたでしょう・・・・・・感じるは・・・・後はお任せよ、人に分からないようにね」
「パンティー濡れているよ」
「スズキさんに、私の気持ちが融けちゃっているのよ」
「見たいね・・・・・」
「手を中から出して・・・・・・ボーイさんおしぼり下さい」
「トイレでしょう・・・・・・いいの、ついてきてね」
「今日は、中に御一緒します」
「いっしょに?、美成さんと並んで小便するの」
「バカネ、本番は出来にけれど手コキで溜まっているのを出してあげます。こんなに固くして」」
「本当に・・・・・美成さんが」
「さっき見たいと言ったでしょう・・・・・・はい・スカート持っているからパンティー降ろして」
「大きな声を出さないでね内緒だから・・・・・・・」
鈴木という客は二ヶ月ほど前から来店して美成の指名客の一人になった。金払いが好いので、それとなく調べてみると割合に大きい中小企業の社長であった。店から離れないように、、美成は大胆な行動をした。
「スズキさん変なところ触るから美成変な気持・・・・・・固いのを・・・・・・・立派ね、おまんこに、入れたいが禁止。手コキで我慢してね」
ママの服部光子や他の者達はトイレで客を満足させているのをうすうす感ずいてはいたが、客足が衰えないように多少のエッチな行為は仕方がないと、見ぬふりをしていた。
「美成さん、佐々木さんがアフターって言われるの、なんのこと?」
「店が終わって、竜子とお寿司でも食べに行こうって、言うことよ、手当が付くのよ」
「美成さんは」
「私は駄目よ・・・・アレだからね、貴女もいい年なんだから、男の人と身体を交えても人は決して非難はしない、むしろ男を知らないという方が、人はおかしく思うよ、今夜、何かが有ればきっとこの先のことが見えてくると思うよ、思い切って処女を捨てなさい」
竜子は身体を硬くして佐々木とホテルに入った。
「竜子さんは、初めてだろうね男の人と付き合うのは」
頭を一つ下げてうなずいた。私は今日変わるんだ、何回も自分に言い聞かせているのだが声が出ない。