四人の女-38
新見竜子 二十八才
クラブまほろばのホステス独身
綿田文子から電話を貰った綿田美成は、駅の裏にある文子のバー兼住宅へ出向いた。
「今日は、文ちゃん、美成」
「御免ね、出勤の途中でしょう」
「たっちゃん、美成さんが来たよ」
「新見竜子さん、忘れたか、うちの隣に住んでいた、小学校三年生まで一緒だった」
「そう言われてみるとなんとなく覚えているよ、久しぶり、どうしているの」
「昨日、私んちへ訪ねてきたら、家は無くてマンションでしょう。昔から有る駄菓子屋、あそこはまだ残っているの、そこで聞いて、今日訪ねてきたの」
「駄菓子屋がなかったら、アウトね。それで」
「勤めていた会社が閉鎖になって、三重県の方へ移ったんだって。そこで退社して、昔住んでいたこの辺で仕事がないかと、訪ねてきた、と言うわけ」
「美成さん、何処かないかな」
「今はどこに住んでいるの」
「両親が亡くなって、私一人、一人っ子だったでしょう」
「そうか、たっちゃん一人っ子だった。うちの母さんが言ってた、もう子供が産めないんだって」
「小母さんはどうしているの、元気」
「元気よ、恋人が出来て、結婚して家を出て行っちゃった。今は、私一人よ」
「こで働いて貰っても好いけれど、それだけの売り上げないもんね」
「水商売する?たっちゃん奇麗だし、スタイルも良いし、うちで働かない、クラブまほろば」
「男の人と話すのが苦手なんだけれど」
「慣れれば、何ともないよ。たっちゃんまだ男知らないんだね」
竜子は言われて顔を真っ赤にして下を向いた。
「美成さん、可哀相だよ、縁がなかったんだよ」
「ごめんね、・・・・・それでもうちへ来なさいよ、男に慣れるよ、私が居るからバックアップするから」
「派手な服持ってない」
「うちへお出で、貸してあげるから、行こう」
「文ちゃん、そうするから、たっちゃん」
無理に連れ出した。文子は大丈夫かなと考えていたが
夜の仕込みを始めた。
「今日は文子ママ」
「多田君、どうしたの、一人?、結城君はまだ諏訪?」
「さっき明石から来たの、文子さん、タコ、今朝捕れたの」
「大きいの、有難う、新鮮だから酢蛸にして、タコ飯を炊こうかな」
「手伝おうか」
「手伝って、そこのジャガイモを剥いて」
「当てを作るの、全部剥くんだね」
「上手じゃない、家でもしていたのお母さんの手伝い」
「そうでもないけれど、手先が器用でないと、手術が上手くできないから、訓練ね」
「タコはゆでてあるのね、足二本酢蛸にしておこう」
「ジャガイモ剥いたよ、短冊に切るの」
「分かってるじゃない、味塩をふって、カレー粉をまぶして電子レンジでチーンすれば出来上がりよ」
「終わったね、開店まで時間があるから、風呂に入ろう」
「文子さんと二人で」
「この間、入ったじゃないの」
「四人でだろう、二人は恥ずかしいよ」
「入り口閉めたから、もう誰も入ってこない。早く来なさいよ、脱がしてあげよう、ターボー」
「恥ずかしいな」
「何言ってるの、おちんちん立ってるじゃないの、ハイ、洗って・・・・・・奇麗な亀頭ね、カリがはっきりして、気持ちが良いはずだ・・・・・抱いて」
「文子さんのお肌、本当に奇麗だね、明るいところで見ると透き通っているようだ、ヘアーが一段と黒く見える」
「この股間が好きなの」
「とても良い形だよ」
「しっかり固くなったね、文子はもう待てないから、このまま挿入するね、水中のセックス・・・・・・・楽にはいた、お乳を持ってね、後ろ向きはイヤ?ターボー」
「お湯が汚れるよ」
「循環式でフィルターで濾過するから大丈夫だよ・・・・・・・気持ちいいね・・・・・・すぐ逝かないでね・・・・・・・・・」
「文子さん我慢できない・・・・・・・気持ちが良すぎる」
「まだ駄目、我慢して・・・・・・何か考えなさい難しいことを・・・・・・・出しちゃった・・・・・駄目ね、もう一回ベッドでしようね」
「美成さん、この服はどうかしら」
「そうね、色は似合っている、生地が厚いから、下に何もなしで少し透けて見える方が良いかな」
「恥ずかしいな、男の人が好むの?」
「透けて見えるのは、ぐっと来るらしいね。私達も奇麗な足の人が薄い生地のスカートを穿いていると、つい見とれてしまうものね」
「よし決まった。出かけよう」