四人の女-25
医大生と名乗る若者二人は、暑くなる季節にはいるので、夏用の薄手のジャージに薄い半袖シャツ一枚にサンダル履きの姿、美成と文子には青年の匂いがきつく鼻についた。
美成はクラブへ通勤するホステスで、会社に勤めるOLよりは少し派手目の細いプリーツの白のスカートに少し胸元が開いた薄い赤のブラウス、ブラジャーが僅かに透けて見える。ストッキングは穿かないで素足に低いヒールの柔らかい皮の赤目の靴。ネックレスはしていない。
文子は、バーのママであるので身体に密着した裾を引きずるような左側パンティーラインまで切れたパーティードレス、グリーンが薄く入っている。ハイヒールを穿いて歩くと左足がパンティーが見えるか見えないか、むき出しになる。
美成は若い二人に文子の衣装は少し刺激が強いな、と二人の青年を交互に見ていた。
「カウンター越しでは気分が出ないから、ソファーで飲みましょう」
文子が言うので店の奥に一列六人向かい合ってテーブルを挟んで座れるボックス席に移動した。
ビール、ウイスキー、葡萄酒などを瓶ごと並べて店の入り口が見えるほうに文子と結城、戸口を背にして美成と多田保が座って、先ず乾杯をビールでして、。あとはめいめいがすきなものを注いで飲んで、皿に盛った当てを摘んで談笑をした。
「あんた達は看護師さんや理学師さん、派遣の事務員さん、女性の多い職場にいて、彼女が出来ないの?」
「僕達は病院と仕切られていまして、昼食時だけが食堂で一緒になりますが、とても大勢で、学生は学生で固まりますので、チャンスがありません」
結城が言う。保は、
「一学年の五十人は女子学生ですが、真面目な人が多くて、勉強以外に話をすることがありません」
「医学部は、追試がないものね、一発勝負、逃したら留年よね」
「後期試験で取り返しが付けられますが、難しいです」
美成と多田が話す。
有線の放送がダンスの曲を流し始めたので、文子が有紀さん踊ろう、と誘ってカウンターの広いところで踊り出す。多田君も私と、と美成は引っ張り出す。
「踊ったことがない」
二人が共に言うので、
「身体を密着させて、私の出す足の方を引っ込める、あんたが足を出す私が引く、リズムに合わせて、横に動いたら動いた方に・・・・・・・そう、身体を離さないでね」
文子が結城に身体を密着させて教えている。美成も多田を引き寄せて密着して踊り出す。
「お姉さん、いい匂い」
「香水よ、嫌な匂い?」
「気持ちが静まるような」
「多田さん、私は?」
「ママさんとは違う匂い、でもすーっとする」
四人は踊ると言うより抱き合っているよう。
「結城君、身体の硬さが無くなったね・・・・・・・勃起しているよ」
文子は後の方は耳許で小さい声で囁く
「ママが当ててくるから」
「パンティー穿いているか?ノーブラは分かるでしょう」
「胸が柔らいから」
「シャツも薄いしね・・・・・・下も薄いから・・・・・・当たってる」
「恥ずかしい」
「多田君もよ、二人動かないでしょう」
「美成さんって、魅力のある女性ですね、文子さもだけれど・・・・・タイプが違う」
「どう違うの?言って御覧」
「ママさんは、この店の中で魅了を出しておられるが、美成さんは大勢の中で光っているよう・・・・・・誘っている」
「上手いことを言うね・・・・・・殆ど当たりよ」
「ママさん、多田さん、エッチよ、固いの股間に当ててくるの・・・・・スケベね多田君は、諏訪の女を泣かせたのでしょう」
「結城君もよ・・・・・・・お風呂に入ろうか、うちは広いから四人は平気よ」
「ママさん、お風呂は二階?」
「一番奥、一階、非常口の所、循環式でいつでも入れるの」
「ここで脱ぐの、脱衣所有るんでしょ」
「洗濯機があるの、結城君背中のファスナーを降ろして、さっきの回答を御覧」
「ママなに、答って?」
「私がパンティーを穿いているかいないか・・・・・・・・ファスナーを下げると回答が出てきますよ、結城君」
美成が、
「ノーパンでした・・・・・・エッチねママは・・・・・私のパンティーの色は何色でしょう」
「赤よ、美成さんは昔から赤が好きだったから 結城君は」
「白」
「多田君は」
「黒」
「多田君、脇のファスナーを降ろして・・・・・・・何色ですか」
「美成さんは、黒でした・・・・・・・」
「薄い生地、へェアーが見えているんじゃないの」
「そこが好いのよね・・・・・・二人も脱いで」
「お姉さんが脱がしてあげよう・・・・・・・おちんちん小さくなっている」
「失礼ね、お姉さん達がみんな見せているのに ・・・・・びっくりしたの」