四人の女-10
「いいよ、康納さんは、甘える方ね・・・・・・・お母さんのおっぱい、大きくなるまで吸っていたの?」
「お母さん、医者だから・・・・・」
「そうか、お姉さんの」
「中学の時に、姉のお乳を触ったら、もの凄く怒られて、何回も殴られた」
「怖いお姉さんね・・・・・・・・・・気持ちが良い、乳首が硬くなってるでしょう、康納さんのおちんちんみたいに・・・・・・・舌で、そう、気持ちいい」
「康納さん、私ね今の仕事をして十日が過ぎたの、おちんちんどれくらい握ったか、計算してみたら、六十五人、貴方のも入れてね」
「凄い、そんなに、一年したら・・・・・・千人超えるよ。瑠璃さんは握るだけで?」
「私もされたよ、オプションにあるの一通りね」
「下も?」
「パンティーの中も・・・・・、康納さんに見せてないね。パンティー取って良いから見て・・・・・・イヤならいいけれど」
「セックスだけは禁止されているから、していない。康納さん、瑠璃はもう身体が燃えて燃えてどうしようもない・・・・・・今日は安全日だから、セックスしようね・・・・・・・・上になるから」
瑠璃は康納とセックスした。年下の男を誘惑したのだから責任は自分にある。これから彼との交際がどのくらい続くのか・・・・・・、十歳になる娘美晴の寝床にもぐりこんで抱きしめながら、先程終わった狂気の行動を反省した。彼には言わなかったが性交は二回目、一回目は美晴を授かったあの男のレイプ。どうしているのだろうか先輩は・・・・・・・・眠ってしまった。
美晴は、よくある母親の行動なので、瑠璃を起こさないようにそっと起き出して、朝食を取り、時間になると学校へ登校した。
瑠璃は昼近くに目覚めると、股間に手をやった。ぬるっとした物を指に感じる。やっぱり康納とセックスしたのは現実だったのだ。自分の行動が恐ろしくなった。
遅めの昼食をしていると康納から携帯に電話が掛かってきた。
「康納さん、定期試験でしょう、パスしたら幾らでも希望に添うから、今は勉学に集中して。良い子だから」
瑠璃は康納が無事に医者になるまでは責任があると自戒を込めてこれから先どうするのかを考えた。もし自分に愛する男が現れたら、康納は綺麗に自分を捨ててくれるだろうか、反対に彼に愛人が出来たら、自分は身を引くことが出来るだろうか・・・・・・・・。
瑠璃の心配を他所に、瑠璃の売り上げは店で一番、下がることが無くナンバーワンが続いた。
再び綿田美成 二十八才
クラブまほろばのホステス
「平田さん、わたしはホステス、お店を可愛がってくれるお客さん皆さんの女、愛人とは思わないでくださいね」
平田のアフターに応じてベッドの中で、自分の立場をしっかりと告げてセックスをする。平田は自分の女にしたいと思うのだが美成の言葉の勢いではとても出来ることではないと諦めて接していた。
そうして年を越した二月の下旬に、時々店に顔を出して一時間ほどホステスと話を楽しんで帰る大東重文と言う三十半ばのお客が十五人ばかりを連れて店にやってきた。
「ママ、世話になっている人達の会合の流れなので、いいかな」
「大東さん、早く言ってくれれば準備しておいたのに、マネージャ用意して、美成さんお願い手空きの人を集めて」
チーママが自分のお客の相手中であったので手の空いていた美成が世話をするようになった。大東とはあまり話をしたことがなかったが、二人で何とか場をしらけさせないで終わらせた。
「美成さん、お世話を掛けたね、コレ少ないけれどみんなで」
「有り難う御座います。何も出来ませんで」
「大東さんは、どちらにお住まいですか、もう電車はありませんよ」
「そんな時間? 本当だ、ニューグリーン、タクシーを呼んでくれる」
「アラ、美成もニューグリーンです。途中の子が二人、御一緒できません」
「いいよ、一緒に帰ろう」
途中の子を降ろすと二人だけになった。
「お腹すかない? 良かったら駅前の月亭に寄ろうか」
「いいですね、まだ入ったことがありませんの」
「美成さんは、ひょっとしたら綿田薬局の娘さん?」
「どうしてですか、大東さんは私の家を知っておいでですか」
「貴女の中のお姉さんと同級生、よく似ている、ニューグリーンというから、もしかしてと思って」
「大東さんって、スーパー山瀬の・・・・・」
「そうだよ、美成さんという綺麗な娘さんが居ると有名だものな、薬剤師を止めて夜の世界に入った、と噂が広まっているよ」
「世間は狭いのね」
「大東さんはまだ独身?」
「残念ながら、お姉さんに振られて・・・・・」
「姉に?、・・・・・駄目駄目、姉二人、勉強が大好きだから、結婚はしないでしょう。今晩家に泊まったら、オバサンが・・・・・」
「母は、入院中、医大病院に」
「どうしたの?何処が悪いの?」
「この間のバス事故で骨折して」
「そうだった、新聞で読んだ。それで経過は」