♪曖玩-1
姉の電話から数日後。
俺の“読み”は的中する事になる。
汐莉は自らの意思で、俺の元を訪ねてくる事になる。
もっとも“俺の家”=汐莉にとっては祖父母の家であるからに、その訪問理由にあたっては左程違和感は生まれ難かった。
あとは如何にして汐莉が事の真贋を知り得るまでに、その幼い心と身体に“悦び”を刻み込めるかである。
または“逃れる術の無い枷”を嵌めると言う手もあるのだが……
「お兄ちゃん…… やっぱりダメなの?」
あらぬ妄想に耽る俺を、幼い天使は小首を傾げる仕草で現実世界に引き戻してくれる。
「ん…… でも、なぁ〜、こんな事汐莉ちゃんのお母さんに知れたらお兄ちゃん、殺されちゃうかもしれないし…… それにこのミルクは初めにも言った通り、簡単に何度も出す事は出来ないんだ。これは男の人が好きな女の人の為だけに、ほんの少しだけしか出せない大切なミルクなんだよ」
本当はしゃぶらせたくて堪らないのを必死に抑えて、俺は迫真の演技で馬鹿げた芝居をうつ。
「汐莉ちゃんはまだ小学生なんだし、もう少し待ってからでも遅くは無いと思うよ。それに中学生になったら好きな男の子とか出来て、その男の子がきっと汐莉ちゃんの為にいっぱい出してくれる様になると思う」
俺はわざと汐莉を突き放す様に駄目を押す。
「…… ……」
汐莉は数秒無言で俯くが、愛らしい仕草で首を左右に振りながら固い意志を示す。
「どうしても欲しいのかい? それじゃぁ……」
この時の俺の心は、魂と引き換えに望みを叶える“メフィストフェレス”の様であったであろう。
この日幼い姪は自らの意思で契約を結ぶ事になる。
それは俺にとって極上の“玩具”を手に入れた瞬間と言えた。
しかしそれは取扱いにあたり、細心の注意を払う必要性も秘めていた。
これから汐莉に対する“調教”方針をどうするべきか……?
1.まずはその幼い性を開花させるべく、ひたすらソフトに接し動向を窺う。
2.自らが選択したのだから最初が肝心、キッチリ性奴の“楔”を打ち込む。
3.成り行きに任せてその場の雰囲気で、臨機応変に対応していく。
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