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クリスマスの夜に〜公園で濡らされて〜
【幼馴染 官能小説】

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クリスマスの夜に-10

 腕を引かれるまま、向かい合わせになるように達也のひざの上に座った。
 達也は動かない。
 目顔で、マリに『自分でやってみろ』と言っている。
 もう、お互いの立場だとか、理性だとか、くだらないことを考える余裕は消し飛んでいた。
 力の入らない指で、どうにか皮のベルトを外した。
 ズボンのボタンを外し、ファスナーを引き下ろす。
 達也が腰を浮かせ、下着ごと細身の綿のパンツを引き下ろすと、力強く屹立した男根が現れた。
 そっと手を添えて、肉傘の先端に秘所を押し当てる。
 静かに腰を下ろしていく。
 強烈な圧迫感に、下半身が砕けてしまいそうな気がした。

「あっ、あ……!」
「上手だね、そんなに欲しかった?」
「ほ、欲しいの、すごく、欲しい」
「ああ、素直なマリちゃん、最高に可愛いよ。ご褒美たくさんあげるからね」
 頬に優しく口づけた後、達也はマリの腰骨を両手で支え、下から思いきり突き上げてきた。
 指とはまったく違う巨大な塊が、媚肉を押し割って体の内側に打ちこまれていく。
 あまりの衝撃に、血の気がひき声も出ない。
 手足の先が、ふるふると小刻みに痙攣する。

「わかるよ、マリちゃんが感じてること」
「達也、あ、あぅっ」
 上がりきった体温が、全身の毛孔から汗を噴き出させる。
 いい、もう、気持ちいい。
 頭の中が引っ掻きまわされたようで、なにもかもがわからなくなる。
 ずん、ずん、と貫かれる快楽だけが、マリを何度目かの絶頂の縁へと押し上げていく。
 肉胴はみしみしと音を立てて膣を変形させながら、容赦なく子宮口をこじ開け、さらにその奥を責め立てる。

「あぁ……そこ、そこ、すごいの……!」
「うん、わかる……僕も感じるよ」
 今度は、途中で止めようとはしなかった。
 貫かれる速度は速まるばかりで、マリは悲鳴に似た泣き声をあげた。
 互いの間でぐちゅぐちゅと淫靡な粘着音が響く。
 耳を塞ぎたい。
 でも、もっと聞いていたい。
 血液を沸騰させるような悦楽の渦が、そんな思いまでも押し流していく。

「いく……わたし、もう、いっちゃうっ……」
 すすり泣きに混じった小さな声に、達也が腕に力を込めて応えてくれる。
「いいよ。僕もすぐにいきそうだ……ひとつだけ、お願いがあるんだけど」
「な、なに、あ、あっ」
「このままずっと、僕だけのものになるって約束して」
「て、達也」
「ずっと守るから。マリちゃんのこと、もう誰にも傷つけさせたりしないから」

 場違いに思えるほど温かなまなざしが、真っ直ぐにこちらを見つめていた。
 打ち抜かれる勢いが増していく。
 ずいぶん長い間、待たせてしまったような気がする。
 もう、言い訳をするのはやめにしよう。
 心が解き放たれ、涙腺が緩む。
 マリは何度もうなずき、さっきまでとは別の幸せな涙に頬を濡らした。

(おわり)


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