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若奥様はちょっとエッチな女スパイ
【若奥さん 官能小説】

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その5:奥様スパイのアブナイ密偵-2

「頭取、御遊興中に失礼いたします 広報部長の榎本でございます!」
「き、きみぃッ、ここをどこだと思っているのだ!!
色事の場にまで現れた部下に怒りを露わにする柳生。だが、上司の怒りを駆ったにもかかわらず、エリートバンカーらしく榎本は冷徹な表情を浮かべている。青くなったのは順子の方だ。
「え、榎本部長!! あ、あの〜 し、主人がいつもお世話になりまして」
思わず口に手を当て、夫の上司の名を呼んでしまう順子。悲しきサラリーマンの妻のサガである。何せ、この榎本は誠の直属の上司にして、結婚披露宴で上司の代表としてもスピーチした人物だ。順子の顏を知らぬはずがなかった。
「頭取、遊興中も気をお緩めになっては困ります この女、頭取に楯突いた間嶋誠の女房ですよ!」
「なあんだとぉ〜〜?」
怒りに頭皮を光らせ、順子を睨む柳生。
「いや、この界隈の情報屋に金を攫ませたところ、頭取のスキャンダルを狙っている女がいるって言う情報が入りましてね」
「あ〜〜いえ、そんな…スキャンダルを狙うだなんて… ただ主人がご迷惑をおかけしたみたいだからお話を伺おうかなぁ、とか思いまして…えへへ…」
可愛い天然おとぼけ妻の素振りで、ナイスバディをもじもじさせながら、この場を乗り切ろうとする奥様スパイ。だが、そんな手法が通じるはずもない。
「ほほう、亭主が迷惑をかけてくれたというのに、女房は色仕掛けで上司を陥れるとはなかなか、良い根性しているねぇ、間嶋順子夫人」
「夫婦そろってワシに楯突こうとはいい度胸だ 追加料金でVIP専用SMルームを借り切ってくれ」
「はい! 女スパイには拷問が必要ですからね」 
「この女は徹底的にシバキ上げる 無論、SMルームのプレイ料金は銀行の経費で落とすから、そのつもりでな!!」
奥様スパイ大ピンチ!!


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