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衛星和誌 −Qカップ姉妹−
【SF 官能小説】

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あなたは調教士(28)-1

 二日後。早朝――。
「“‥‥‥‥”!」
 朝食を終え、1Gエリアのちょうど噴水のエリアのところを歩いていると、あなたの名前を呼ぶ声がした。
 振り向かなくても――その光景を見なくても――声で主はわかった。ルリアだ。
 その光景とは‥‥この噴水エリアに入る廊下の向こう側から、ふたりの女が巨乳をぶるんぶるんと揺らしながらあなたの元へ駆けてくるという、およそ地球では見たことのない光景だった。ルリアと、そしてミドリだった。
 あの夜は、あなたにとってもいろいろ重すぎた。あの段階でルリアの調教計画は完遂したという思いもあり、廊下ですれちがう際に胸にタッチしたり、食事の際に後ろから抱いておっぱいをモミモミしたりするくらいで、調教はしていなかった。
 ルリアは、あなたの計画書の最後の一項目、どの段階でやるか判断がつかぬまま結局実行しなかった「半裸トップレスで羞恥ジョギングさせる」という一行に目を止め、あなたにどういうものか聞いてきたのだった。あなたは簡単に教えてやったのだが、それ以降、ジョギングという習慣自体が存在していなかったこの星のルリアはすっかり気に入ってしまい、こうして毎朝、ミドリを連れて王宮の1Gエリアをジョギングしている、というわけだった。半裸で‥‥。
 ふたりとも、喉から上乳の部分に健康的な汗を光らせており、これはあなたをそそるに充分だった。繰り返すが、タオルはかかっているものの身体は半裸――乳房おっぱいは丸出しだ。つやつや輝いていて、目のやり場に困る。ルリアはさわやかそのものの表情かおをしているから、なおさらだ。
 下は、やはり運動用のショートパンツというものもここには存在していないが、軍の備品の衣類をそのように改良して、穿いている。軍属として鍛えられた、ふたりの健康的な脚は、これもつやつやしていた。足元は軍靴ブーツだ。
「いいな、このジョギングというのは。コンジャンクションまでは、いちおう機密もあるから王宮内でだけだが、終結の後は、わが軍の正式課程として採用するつもりだ」
 それはありがたい気もするのだが‥‥Oカップのおっぱいをどーんと突き出したまま、目をキラキラ輝かせているルリア・ミアヘレナに、あなたのほうが顔が赤らんできた。
「スガーニーとの関係がどうなるか‥‥それはわからないが、せっかく放映設備が整うんだ。安定化の後には、これを星系全体に、健康運動として広めようとも思う。なあ、ドリー」
 それも嬉しいが、本来ジョギングとは、羞恥心をどこかへ追いやってトップレスでおっぱいを揺らしながらやるものではない‥‥どう説明すべきか、いや、説明しないほうがいいか――。
 ミドリは、さすがに恥ずかしそうに胸を、両腕と手にしたオイオ軍の紋章入りのタオルで隠している。もっとも、彼女もNカップの爆乳。全然隠せておらず、またその布地の感触を敏感に感じているのだろう、赤みがかった艶かしいその見事な双乳を必死に押さえているような様は充分にそそるものがあった。が、一方のルリアときたら、隠すどころか大きく曝け出したまま、足を止めずに同じ場所で跳びはねている。一二五センチ超えの魔乳はぶるんぶるるんと大きく揺れ乱れ、あなたを困らせた。ミドリも、困ったように半分目を覆いながら、横目でちらちら見ている。
「いや‥‥それが――。こうしてると――走ってると、その、乳房がこう‥‥揺れて触れあう感じがなんとも気持ちよくて、ウズウズ――昂揚するんだ。こうして止まるとそれが無くなって、かわりにこう、ムズムズ‥‥というか、いたたまれなくなって、その――」
と、足を止め、困った顔になる。汗の光るその顔は、可愛かった。
 顔は。いや、仕草も。
 だが――。
 これは‥‥ほぼ確実と言っていいと思うのだが、Oカップとしたが、なんというか、彼女のバストサイズは、アップしている気がするのだ。つまり、Oカップより上‥‥。
 それがあなたの目の前で、これでもかとこれでもかと揺らされるのだ。
(これは、何かの試練なのだろうか――)
 本気でそう思うほどの状況だった。
 サイズがアップしているのは、ミドリのおっぱいもだ。最近、Nカップより上に見える‥‥。これは、一度きちんと、計測しなおしてみる必要があるだろう。
 そんなあなたの胸のうちなど知らず、ルリアはあなたとミドリの視線が魔乳に集中しているのを見ると、
「こうやって、隠そうとすると‥‥はふン!」
と、ミドリのようにタオルと腕で胸を隠そうとすると、ミドリよりもはるかに敏感になっているらしいおっぱいごと、電流に打たれたように全身をビクンとさせる。そして、その乳首からは早くもピュッと白い液体を出した。
「はう‥‥。まあ、気持ちいいんだが――これをどうしたものか‥‥はうん!」
 高貴なる女騎士ルリアは、そのままタオルと腕でその見事な乳房をこすりはじめ、そしてそれだけで、
「はうぅ‥‥! はわ‥‥はわぁぁぁ!」
とその場で悶え始め、ぺたんとしゃがみ込んでしまった。ランナーズ・ハイというものがあるが、ジョギングにより、乳は溶液なしでも相当敏感になっているようだ。
「た、頼む。と、止まらないんだ‥‥。ど、どうしたら――はうぅ!」


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