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百合子の姪、珠美
【レイプ 官能小説】

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百合子の姪、珠美-2

2.
  未だ、デートまでには間があるのに、吾郎に百合子からメールが入った。
 <折り入って、ご相談があります。メールには書けないので会ってください。>

 いつもデートで落ち合うホテルの、1階、コーヒーラウンジに百合子はやってきた。
「すみません、お忙しいのに」
「いや、いいですよ、他ならぬ百合子さんの頼みなら・・・」

 ウエイターが注文のコーヒーを置いて立ち去ると、実は、と百合子は話を始めた。
 
 姉の娘に、適齢期の珠美という娘がいる。
 大学を出て、今は商社に勤めているが、結婚を控えて、問題が出てきた。珠美が親にも話せないことで、姉妹のようにしている珠美に告白したという。

 ボーイフレンドといよいよ結婚の意志を固めて、誘われるままにホテルに行ったが、いざ、ベッドインすると、昔レイプされた時のことがフラッシュバックして、緊張で膣が痙攣し、挿入が出来なかった。
 ボーイフレンドはあまり経験が無く、珠美が処女だからと解釈して、そのときは収まったが、このままでは結婚が出来ない。
 「吾郎さん、何か好い知恵はありませんか?」

 話を聞いて、吾郎は唸った。
「うう〜ん。毒を以って毒を制するという事もある。いいイメージを経験をすることで、悪いイメージを取り除く。これしかないだろうなあ」
「そう言うことだと、吾郎さんのテクニックにお願いするしかないわねえ」

「珠美さんのことをもう少し聞かせてくれませんか」
「城北大学の国際部を出て、今は商社にお勤めをしています。学生時代は空手部で、元気のいい娘なんだけれど、学校の帰りに二人組みの男にレイプをされてしまったの。普段は明るい顔をしているけれど、トラウマというのか、辛い経験は体から消えないみたいなのね」
「珠美さんというのは、唐沢珠美さんか?」
「あら、ご存知ですか?」
「僕も城北大の空手部だからねえ。後輩の合宿で、唐沢さんなら会ったことがあるよ。現代的な、綺麗な子だよ。何とかしてあげたいねえ」

「吾郎さん、私が中に入って説得するから、一度珠美を抱いて、セックスの素晴らしさを体験させてやってくれないかしら。一度でも、気持ちのいいセックスを味わえば、トラウマは消えるんじゃないかしら」

「そんなことで役に立つなら、努力をしてみるけれど。デリケートな問題だから珠美さんが納得をするかねえ? とにかく、珠美さんの意見を聞いて、よければ僕とデートの段取りをしてくれないかな」
「ええ、じゃあ、珠美と話し合って、また連絡をします。場所はこのホテルでいいわね、よろしくお願いします」

「百合子さん、折角ここで会ったんだから、貴女に珠美さんの役をやってもらって、これから2人で予行演習しませんか?」
「まあ、うれしい。よろしいんですの?」
「百合子さんなら、珠美さんの気持ちが良く分かるでしょう。慎重に準備をした方がいいと思いますよ」
「それはそうですね。万が一失敗したら、却って珠美が傷を深くしてしまうかも知れません」
「ではちょっと、フロントに行って、部屋を取ってきます」



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