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衛星和誌 −Qカップ姉妹−
【SF 官能小説】

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あなたは調教士(23)-1

「ああ‥‥」
 あなたは一息ついて、ルリアの汗ばむ額の髪をはらった。彼女は、熱っぽく潤んだ目であなたを見た。X十字の高さを下ろしていた。彼女は長身だが、脚を広げた姿勢のため、あなたとほぼ同じ目線の高さにできていた。
 乳揉みは、一息ついていた。あなたの渾身の愛辱は、彼女ルリアに伝わったようだ。
「ありがとう。よかったぞ‥‥」
 荒かった呼吸は、ほぼ整えられたようだった。感謝の目であなたを見るルリア。あなたの心は、やはり温かいもので満たされようとしていた。
(やってよかった――)
 ミドリとジャニスさんも寄ってきていた。
「素晴らしかったです、ルリアさま。わたし、感動しました‥‥!」
 ミドリが、やはり目を潤ませて言う。
「そうか‥‥。なれたかな、わたしは。乳奴隷に」
 ルリアが聞くと、
「なれました。なれましたとも、ルリアさま」
とジャニスさんが涙ながらに答え、
「もう一息です。もう一息で、完全に征服されるのですよ」
と言い添えた。
 だが、まだまだこれからだ。今回のルリア調教には、彼女たちとは違った、母乳噴出という大目標があった。母乳媚薬は、単体でも使えないことはないが、より効果的にするには、やはり性感が高まっているいまがよかった。体質にもよるが、母乳ミルクの噴出には、タイミングも重要なのだった。ルリアの体を拭いた後、再び三人で塗っていった。

 母乳噴出の直接の第一歩となる乳首責めに、あなたは入った。
 X十字を再び引き上げ、たったいま揉みしだいたルリア・ミアヘレナのダイナミックな双乳を、再び眼前にする。意外なほど小さく可愛い双蕾は、しかし、やはり期待でふるふると小さく無謀に震え、あなたの指で抓まれるのを待っていた。乳房そのものもそうだったが、その乳首つぼみはすでに、あなたが指先でちょいと触れるだけで、
「はわああああっ! ああうぅん‥‥」
と、凄絶な官能をルリアに与える突起となっていた。単なる刺激でないことは、ビクンと ボディを揺らした後、強靭な精神の持ち主であるルリアが、甘えた鳴き声でさらなるタッチをあなた求めることからもわかる。
「ふうん、ふううん‥‥。た、頼む‥‥。――お、お願いします。ご主人さまぁ」
 あなたは二度三度、ちょんちょんと左右の双蕾に交互に触れる。それだけでルリアは、
「ひぐっ! はうぐっ‥‥!」
と、涙を流し、Oカップを左右に振って悶える。だが、あなたがそれをやめると、また、
「お、お願いします。ご主人さま‥‥」
と鳴くのだ。
「ル、ルリアのいやらしい乳首を、もっと可愛がってください‥‥。ふうぅん‥‥」
 いつまでも同じことをしていてもしょうがない。あなたは心を決めて、えいっと双蕾を抓んだ。
「はうわっ。はあああああっ!」
 ルリア・ミアヘレナは、艶かしい喉を見せ、よがる。ジャニスさんやミドリのときと同じく、弱めの力で優しくくりくりするだけだが、それでもルリアは随喜の涙を流し、
「はわっ、はわああ‥‥っ!」
と嬌声をあげる。あなたの指先に捕らえられた雌の蕾の固さは、そのまま彼女の絶頂を伝えていた。
「はぅぐっ! ル、るふぃあルリアなんふぇもなんでもしますっ! ちょうふぉうしさふぁ調教士さまああああっ‥‥!」
 官能高まったルリアが、その爆乳ボディをこれでもかと大きくみだらに揺らしながら叫んだ。

 しかし、さすがに指で抓むだけでは、ミルクはなかなか出なかった。あなたは、一休みに入ることにした。
「‥‥も、もう少し、強くやってもいいぞ‥‥」
 ルリアの希望で、X十字の高さは元のままだ。彼女はまだハアハアと荒い息の下で、あなたを見下ろして言った。やはり、弱めの力でやっているとわかったようだ。
「わたしの乳房おっぱいはいま、“‥‥‥‥”、おまえのものなんだ‥‥」
「わたしの乳が、おまえのお気に召さなかったのか‥‥。ならば、すまない‥‥。揉み心地が‥‥よくなかったか‥‥」
「わたしは、“セクシー”じゃないのか‥‥」
 彼女の言う“セクシー”のイントネーションは、ちょっと妙だった。そういえば、ここでは「セクシー」という表現は、耳にしたことがない。ネットでかはわからないが、彼女もあなたと同じように調べものをしていると聞いていたから、きっとそこで仕入れたのだろう。
「――いや、これでいいんだ。それに、充分に“セクシー”だよ、ルリア‥‥」
 あなたが彼女のそのイントネーションを真似、またきっぱりと言うと、ルリアは、まだ熱っぽい、しかし温かい目であなたを見た。
「やはり、優しいのだな、おまえ‥‥。ジャニスが言う通りだ――ドリーも言ってたな」
 あなたが、ふたりを振り返ると、ジャニスさんはにっこり笑い、ミドリは照れたように手を振った。あなたは照れながらも、心強く思った。そして、いよいよ、乳吸いに入った。舌で二、三度ぺろぺろと舐め、ルリアに感じを伝える。ルリアは、慈母のような、それでいてどこか少年のような不思議な表情で、しかし、みだらな肉のボディを、
「うふん。あンっ‥‥!」
と、くすぐったさのなかにも悪戯される悦びの声で鳴く。そして、ジャニスさんやミドリのときもそうだったが、唇を丸めて、肉蕾を口内に含む。まず左から。
 あなたは唇に、ルリア・ミアヘレナの鼓動を感じた。手で触ったとき、揉みしだいたときは、彼女のアクションのために、あまり感じていなかった。今回も、無論ルリアは体をギシギシと揺らす。だが、あなたはルリアの乳房を、その大きさゆえに片方ずつ押さえることになり、そうされた乳房そのものの動きは小さかった。そして、唇と下に当たる蕾の感触からも、彼女の安心感が感じられた。
「くふうっ! くはあああっ!」
 ルリアもそうされてよかったようだ。嬌声のなかにもまた、どこか安心した響きがあった。やはり、乳吸いという行為がそうさせているのかもしれない。


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