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衛星和誌 −Qカップ姉妹−
【SF 官能小説】

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あなたは調教士(21)-1

 三人で塗る作業をしたが、あなたは、どうも気後れしていた。ミドリ、ジャニスさんの同様のようで、作業はなかなか進まなかった。ルリアは、そんなあなたたちに、静かに告げた。
「いいんだ。気にせずにやってくれ。わたしの体力は、大丈夫だ」
「だって‥‥だって、ルリアさま‥‥」
「ドリー、いや“‥‥‥‥”、ジャニスも、聞いてくれ。コンジャンクションが終わるまでは、わたしは、自分のこの乳房はわたしのものではない、と思っている」
 女戦士の言葉の前に、あなたたち三人は黙り込んだ。
「このおっぱいは、オイオの人民のもの。オイオに味方してくれる他星の人々のもの、なのだ。わたしは、その決意で、コンジャンクションへの戦士としての参加を決意した。ドリー、ジャニスは知っての通り、立候補ではなく推薦されて、だったが」
「そこまで‥‥」
「――さすがです。ルリアさま。わたしどもには及びもつかぬ覚悟です」
 ジャニスさんがそう言うと、ルリアは彼女のほうを向いて頷き、次にミドリのほうを向いて、
「『世界をわが手に牛耳ろうとスガーニーに、屈するわけにはい』かぬ‥‥。そうだったな、ドリー・オリョーフ」
と、ミドリがどこかの場で言ったらしい言葉を口にした。ミドリは、目に涙を浮かべて、こくりと頷いた。
 次にルリアは、あなたの真剣なまなざしで見つめ、続けたのだった。
「そして、いまは調教期間中。この乳房は、法的にも調教士である“‥‥‥‥”、おまえのものなんだ。コンジャンクションとはそれほどのもの――武力に頼らず平和裏に国家間の係争を解決する――わたしの理想なんだ。気後れする必要などない。ドリー、ジャニスもだ。わたしのおっぱいをうんと調教して、オイオの、この星系の未来を担えるおっぱいにしてくれ」
と、ニコッと笑ってくれた。
 また三人で塗っていくと、濡れ光りゆくルリアの裸体は、神々しささえ放ってゆくように、あなたには思えてきた。
「おっぱいは美しい‥‥。しかし、弱点でもある。――少なくとも、わたしは、そうだ」
 ルリアは、そんなあなたを心配してか、苦笑を交えながらも言う。
「だから、こうして無防備に曝け出され、抵抗できない状態で他人に捧げられることで‥‥そして、思うままに嬲られることで、内在する弱さを克服することができる。わたしは、そう思うのだ‥‥。むろん、誰でもいい、というわけではないが」
 女戦士の覚悟を、ミドリとジャニスさんも、塗り込みながら真剣に聞いていた。
 ボディに塗られ終わると、ルリアは、
「ふたりきりで、話したいことがあるのだ‥‥」
と、ミドリとジャニスさんを退室させた。ふたりが出て行き、あなたがどぎまぎしていると、ルリアはおもむろに口を開いた
「頼む。“‥‥‥‥”、おまえの唇で、わたしの乳からミルクが出るようにしてくれ‥‥」
 そういう彼女のまなざしは、真剣そのものだった。そしてまた、あなたに尋ねた。
「コンジャンクションまでは、ここにいてくれるか」
「‥‥‥‥」
 あなたは、答えにくかった。ルリアの肉体責めへの気後れと同時に、また“望郷の念”が、内に甦ってきていたのだ。
「いま、答えてくれなくてもいい。だが、言ってくれなければ、わたしたちは、おまえがそうしてくれるものと思って行動するしかないのだ。それは、わかってくれ‥‥」
「ああ‥‥。いや、それで、いい‥‥」
 そこでルリアは、端正な顔の眉根を寄せ、
「う‥‥」
と小さく呻いた。
「どうした?」
「効いてきた。溶液が‥‥」
 二・四は、ノーマル溶液と異なり、効いてくるときの体感が強く、本人にもはっきりと自覚できるようだった。逆に言えば、それだけのパワーを持ち、それだけの負担を強いる、ということでもある。
「“‥‥‥‥”、もうひとつ、頼みがある‥‥」
 そう言ってルリアは、また切なげな目をしてきた。あなたは、何を言うのか、と少し身構えた。が‥‥。
「キス、してくれ‥‥」
 女戦士ルリア・ミアヘレナはそう言って、朱唇の口を尖らせたのだった。その様は、どこか少女のように可憐でもあった。

 キスしたあなたは、なぜか涙腺のあたりがおかしくなってくるのを感じていた。ふたりを、オーガンカードで呼び戻した。コンソールには、ミドリが着いた。ジャニスさんはドリンク運びなど雑用兼応援係だった。雑用係はあなたが頼んだのだが、応援はジャニスさんのほうから言ってきた。
 五分が経過し、光沢が消え去った。
 あなたは、ジャニスさんやミドリのときと同じく、ルリア・ミアヘレナのOカップの左の下乳の箇所に、そっと触れた。彼女は目を閉じている。
 あなたの手が触れた瞬間、ルリアは、ふたりと同じく大きく目を見開き、ビクン!と揺らせないボディを揺らした。顔には、驚愕の表情。凛々しく端正な顔立ちに、少女のようなじらいの表情が入りまじっている。指先からは彼女の鼓動。あなたが触れているうちに、速まってきたようだ。
「これか‥‥。――これなのか」
 ルリア・ミアヘレナはつぶやく。あなたは頷いた。背後のミドリ、ジャニスもそうしていたかもしれない。だが、この溶液は彼女らの二・四倍の威力なのだ。
「さ、触られただけで、こんな‥‥」
 最低でも一二五センチを越える女騎士の双乳は、いまや、完全に無防備かつ凄絶な敏感さを有するたわわな肉の果実として、あなたの手で揉みしだかれることを待っていた。
「――行くよ、ルリア」
 あなたが見上げて決意を述べると、ルリアは、これから始まることに若干のおののきをみせながらも、しかしきっぱりと決意の表情で頷いた。


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