あなたは調教士(19)-1
彼女たちふたりもルリアと同じ姿、つまりパンティ一枚きりのあられもない姿だった。これはジャニスさんが言い出したことで、ミドリも賛同した。
「ルリアさまの調教にあたって、わたしたちも気持ちを共有するため」
だそうだ。ジャニスさんと同じく、ミドリもすでに、そのパンティは純白の、調教を終えた女の印のそれである。ルリアがこれを穿く日は、無事に来るのだろうか‥‥。
あなたにメジャーを手渡すときですら、ジャニスさんのぷるんぷるんしたMカップあるいはそれ以上が、ちょっと手を伸ばせばそこにあるのである。触ろうと思えば、揉みしだこうと思えば、いつでも出来る。吸うことだって。
しかしそれをすることは、集中力を乱すことになり、またルリアもあなたに調教されるという気持ちを減衰させるだろう。それは、いまやってはならないのだ。今回のルリア調教は、あなたにとっても大きな試練になりそうだった。
あなたは自分の高鳴る胸の鼓動を感じていた。
勇猛な戦士にしては、きめの細かい絹のような肌の触感や、触れてしまって彼女を、
「う‥‥」
と軽く呻かせることになった乳首の固さも意識しつつ、あなたはメジャーの表示に目を走らせる。
(これはやはり‥‥一二〇センチを越えてるのは間違いないだろう‥‥)
と思いめぐらせながら。あなたはすでに、調教士として経験を積んでいた。手をまわすだけでわかる。この
表示された数値は、あなたの予想をさらに超えるものだった。
「――一二五・二センチ!」
驚きの声をあなたはあげる。ミドリ、ジャニスさんも同様の声を上げた。ただひとり、当のルリアだけが、少しうつむく。背後からは唇を引き結んだように見えたが、頬は羞恥に染まっていった。
驚愕と感動に打ち震えながらも、あなたはメジャーを滑らせるようにして、アンダーバストも測りにゆく。たっぷりとした量感溢れる乳肉の下のそのサイズは、八〇のラインをごく僅かに上回る、八〇・一センチだった。
それらの数値は、この女戦士がすでにOカップの乳房の持ち主であることを、はっきりと示していた。彫像のような素晴らしいくびれの形を見せるウェストは六〇・九センチ、ヒップは九二・五センチだった。
そして、どんと盛り上がった豊乳。だが、女戦士は、なおも上を目指しているようであった。
「たっぷり可愛がってくれ‥‥このおっぱいがもっと感じられるようになるように‥‥」
メジャーを手に立ちすくんでいると、計測された自分の乳房をあなたに捧げるように抱え、ルリアは真剣なまなざしで、あなたの目を見つめるのだった。だが、ただ大きいというだけでは、ない。
むろん、乳房全体に準じてある程度の大きさはあるものの、しかしその頂点で、意外に小さめの乳輪と、そして可愛い双蕾とが、彼女のわずかな挙動に反応し、ふる‥‥ふる‥‥と、ときに小さく震えていた。