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チェンジ 変身 チェンジ
【学園物 官能小説】

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新藤香の場合-1

 舞の様子がおかしい、香はそう感じていた。
 
 今日は先生たちの教育研究発表大会のために授業は一時間のみでの下校であった。授業が終わると香は下校途中の舞を呼び止め、香「舞 最近変よ」舞「そんなことないわよ」香「いいえ 最近風紀委員としての自覚もないし、それに時々、舞から煙草の匂いもするのよ」

 舞「そんなことないよ」と言いながらも心の中では気が付かれてしまったと思っていた。何気にポケットに手を入れると例の口紅がなぜか1本増え2本ポケットに入っていることに舞は気づいた。

 なぜ2本になっているか?そんなことは舞にとってはどうでもよかった。舞の中に黒いものが湧き出してくる。舞「香 心配をかけてごめんね 香に聞きてほしいことがあるの?」香には断る理由もなく、舞について行き、公園のトイレに一緒に入っていく。

 トイレに入るなり、カバンから煙草を取り出し火を点け、煙草を吸い始める舞。香「舞 
 やっぱり煙草を吸ってるのね高校生でしょ」香はすさまじい勢いで怒りだす。舞はそんなことを気に留める様子もなく逆に舞「香も吸う?」と煙草を進めてくる。香「吸うわけないでしょ」舞「やっぱり吸わないか 香 これあげるよ」と例の口紅を香に渡そうとするが、香「いらないわよ そんなもの」舞「そうね ごめん 香 煙草を高校生が吸ってはいけないわね。私が、間違っていたわ。」香「わかってくれたの?」舞「ええ 香が正しいわ。」「香 でもせっかくだからその口紅香なら絶対に似合うと思ったの 一度だけでいいから付けてみて 付けてくれたら煙草を吸うのもやめる」舞にそう言われ香は親友のためならとこれくらい容易なこと思い香「いいわよ 舞の頼みならと口紅を手に取り、口紅を塗り始めた。

 舞は深々と煙草を吸い香に向かって煙草を吹きかけた。

 香「舞.....俺にも一本くれよ」そう言いながら香は舞に振りかえった。やはり香も顔が変化をしており、先ほどまでの清純で真面目な香の雰囲気は消え失せていた。舞「高校生は吸ったらいけなかったんじゃないのかよ」香「いいからくれよ」

 香は舞から煙草をひったくるように奪うと、煙草に火をつけ煙草を吸い始める。香「たまんねーなこいつは」と深々と紫煙を吐き出し、一本吸い終えた。

 舞「香 口紅を拭いてみて」香「口紅を拭けだと?舞の頼みなら仕方ねえか」と口紅を拭きとる。

 「え」香は元の清純で真面目な香に戻ってしまった。びっくりしている香。

 舞「香 口紅つけてみる?」香は一瞬戸惑って考えたものの口紅を手に取ると再び口紅を塗り始め塗り終えると「舞 なにか楽しいことはないのかよ?」「香 ついてこいよ」とその場を後にした。

 数時間後、赤い靴下で革靴のカカトを踏みながら靴を履き、スカートは地面に届くくらいのロングスカート、制服は短く詰められており、歩くたびに制服の上着とスカート間から下に来ているシャツが見える改造制服を着て、化粧は赤のアイシャドーを眉毛から飛び出るかのよう、唇は果実が熟したような真っ赤な口紅、歩きながら煙草を吸うその指先の爪は真っ赤に塗られている。もう一人の女は同じような制服化粧をしているもののこちらは紫の靴下、アイシャドー、口紅もマニキュアも紫で統一

 赤い口紅は舞、紫の口紅は香。香もすっかりヤンキーへと変貌を遂げた。


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