〈抜け殻〉-7
(……い…嫌よ……“こんな”の…嫌……)
鬼畜に教えられた刺激に慣れきった肛門には、硬いだけの偽男根では絶頂まで導くのに役不足だった。
春奈は身体を悶えさせ、大きな吐息を漏らした……それは架純との肛姦に歓喜しているのではなく、指だけで焦らしてくる意地悪な御主人様の肉棒が欲しいのだと訴える、狂った媚態であった……。
『……なんとも悲しい目をしておるのう?』
サロトは春奈の縋るような瞳と視線を重ねると、ツンッと勃った乳首を摘まみ、コリコリとした弾力を楽しみだした。
その悪戯に潤んだ瞳は、いつも甘えてくる美津紀と瓜二つであったし、それは幼気な色気を伴ってサロトの胸をキュンと締め付けた。
『グフフ……ワシに抱かれたいのか?目をウルウルさせて、イヤラしい顔をしおってからに……』
「う"ん"ッ!!む"う"ん"ん"ッ!!」
汗に湿る髪を掻き上げられ、頬を両手で包まれると、春奈は喘ぎのボリュームを上げて目を細めた。
「助けてくれ」と訴えている。
こんな頭のイカれた女の慰み者にするのでは無く、滾る欲望を発散する御主人様に抱かれたい。と、切なくも訴えているのだ。
最愛の花嫁に「貴方が欲しい」と目で伝えられた今、もう我慢をする必要は無かった。
待っているかのように両手を広げている春奈と向き合ったサロトは、これ以上は辛抱堪らんと言わんばかりに猛り立つ肉棒を幼器に押し当てると、柔らかな尻肉を握り潰すように掴み、一気に秘肉に埋めた。
「ふうッ…う"ん"ん"ッ!!」
春奈の背筋はしなやかに反り返り、至福の吐息を歌って艶やかに身悶えてみせた。
『お…おぉ……そんなにもワシのが好いのか?もっと…もっと可愛い姿を見せておくれ……』
最初の凌辱の時よりも、三匹で嬲り者にした時よりも、春奈の秘肉の伸縮は柔軟性を増しており、優しく包んだかと思えば、押し潰してしまう程に肉棒を握り締めてくる。
しかも表情は少女のソレではなく、男を手玉に取るのも造作も無い小悪魔の愁いすら滲ませている。
「う"ん"ッ!!く…くふぅ…ぐ…ん"ん"!!!」
子猫のような可愛らしい鳴き声をあげ、サロトの暴虐な情交に咽ぶ様は、等しくも狂った麻里子のような下劣さは微塵も感じさせず、幼いながらも精一杯に尽くす“いじらしさ”しか見えなかった。
ここまでになったなら、もうギャグは必要ではあるまい……サロトは涎に塗れたギャグを春奈の口から外し、狂おしい吐息を自らの口に受けるべく唇を重ねた……。