〈抜け殻〉-5
『おうおう……そんなに泣かずとも……グッフッフ……』
「ほふぅッ!?く…くふッ!!」
サロトの指が幼器に滑り込むと、春奈は待望の刺激に一層悶え、もっと掻き回して欲しいと腰を突き出した。
媚びた悲鳴はボリュームを上げていき、その期待に応えるべくサロトは有りっ丈の指技で幼器を弄くっていく。
「くうッ…ん"ん"ん"ん"ッ!!!」
直ぐに春奈の幼器は決壊し、生臭い淫水をサロトに向けて噴射した。
恥知らずにも大量に撒き散らされた体液は臭いも強く、悪臭と呼んでも可笑しくないくらいに、淫らな牝の香りを部屋中に振り撒いた。
『架純ちゃん、春奈ちゃんが悦んでるわよ?嬉しいわよねぇ?』
『すっかり従順になりましたねぇ。これなら楽しい新婚生活がおくれますね?』
『うむ!最高の気分じゃあ……ほれ、ワシを離したくないと、指をギュッと締めてきよる……』
見事なまでに春奈は堕ちていた。
懸命に戦ってサロトの暴力性を満足させ、その後には自我さえ失い、何の自己主張もしない素直な牝に成り下がった。
それはサロトの期待以上の成果であり、壊れてはいても“完成品”である。
「……ひ…大翔……」
架純は、タムルの命令通りに春奈を愛しながら、引き裂かれてしまった本当に愛しい人の名前を呟き、涙を溢した……幸せな時間に包まれ、温かな肌を絡めての艶事の思い出が、脳裏に浮かんだのだろう……。
『大翔さんはねぇ、架純ちゃんのコトが大っ嫌いになっちゃったんですってぇ!何人もの男にケツ穴をおチ〇チンでほじくり回されながら、自分のおチ〇チンを舐められるのが大好きな…ヘ・ン・タ・イ…になっちゃったんだからぁ!』
「お…おチ〇チン…?ひろ…大翔のおチ〇チン……ほ…欲しいよぉ!!」
数週間ぶりに会った架純は、もはや専務の知っている架純では無かった。
なんの臆面も無く下品な固有名詞を叫び、色欲を丸出しにして恥じる事も無い。
「私のッ…私のおチ〇チン……る…瑠璃子の馬鹿ぁ!!」
錯乱した架純は春奈を瑠璃子と思い込み、目の前にある春奈の頭を掻き毟った……イヤホンは外れ、アイマスクが弾き飛ばされ……春奈の聴覚と視覚は取り戻された……。
「瑠璃子…?フフ……大翔のおチ〇チン気持ち良い?ほ…ほら、奥まで入ってる……」
架純は春奈の肩に顎を乗せ、紅潮した顔を覗き込んでいった。
焦点の狂った涙混じりの笑顔は、もう現実世界に生きている者の姿では無かった。