第45章 その指で、私をあなたの望む卑猥な娘にしてごらんなさい-1
階段を登り昴の部屋へと戻る。部屋に入ったところで昴に強引に唇を奪われた。
「えっ!ん、んんん・・・急にそんな!」
激しいキスに思考が止まる。初めての強引な求愛に、ひたぎは痺れるような快感に包まれた。不意にお姫様抱っこで抱き上げられる。気がつけばベッドへと運ばれていた。ベッドに横たわり、無防備な姿で昴を見上げる。
「愛子さんのことはもう終わりだ。後は、僕がどれほどひたぎを愛しているか、ひたぎに分からせる」
答えを返す暇もなく、再び唇を奪われる。苦しいほどにきつく抱きしめられる。
「僕が自分から求めるのは、ひたぎだけだ・・・」
昴の言葉に痺れるような感覚を覚える。そうなのだ。綾乃のことも、水晶のことも、昴が望んで起こした間違いではない。そして愛子のことも同様だと推測された。激しく自分を求める昴が可愛くてたまらない。
キスの雨の中で、昴の手がセーラー服の内側に入り込み、ひたぎの胸を激しくもみしだく。
痛みさえ感じるほどの昴の激しい手つきが、昴の気持ちの激しさを物語る。昴がこんなに激しく自分を求めている。そう思うと、ひたぎは心が震えた。
「ひたぎは僕の理想の人だ。印象的な瞳も、長いまつげも、鼻筋の通った美しい顔立ちも、少女のように可愛らしいその頬も、そして、ひたぎの立ち姿は見とれるほどに美しい・・・でも、それ以上に僕の心を振るわせるのは、ひたぎのまとう空気だ。誰よりも気高く凜とした佇まい。お姫様のように優雅で、女王様のように全てを支配し従わせる。それでいながら少女のように可憐で儚く、命を掛けて守りたいと思わせる。ああ、まだある。ひたぎの魅力は数多くありすぎて・・・ひたぎの言葉が僕の心を虜にする。僕に何かを問いかける時、恋心を語る時、そして、僕を責めるひたぎの言葉はあまりにも魅力的だ・・・」
昴はひたぎの魅力を語りながら、ひたぎのクロッチの脇から指を滑り込ませ、ひたぎの秘所に指を這わせる。ひたぎが思わず声を上げる。
「いやあ!そんな大切なこと、私の敏感な場所を弄りながら言うことなの!」
「そうだよ。容姿も纏う空気も君の言葉も僕の心を奪うに十分だけど、ひたぎの魅力はそんなものじゃない。望んでも得ることができない特別な存在、生まれつきのパイパンで、何よりもこの場所を弄ると・・・」
「んああ!いやあ!」
「ああ、ひたぎの、その悩ましいその声が、その恥ずかしく悶えるその表情が僕を狂わせる。僕はもうひたぎの奴隷だ。ひたぎが望むのなら悪魔にでもなれる。ひたぎを守る為なら世界を滅ぼしてもいい・・・」