その5-4
その日は二人とも一躍時の人となった。
誠は素直に経緯を話し、優は麻里にばれないよう、それとない理由にすり替えた。
中には興味を示す男子もいるようで、女子もやってみろと言わんばかり、クラスでもいい意味で話題となった。
その日、たまたま久しぶりに優は麻里と帰る事に。
「優君、今日の事、もしかしてなんだけど…」
「え?な、なに?」
いきなりの切り出しに、実はバレていたのかと警戒する優、しかし、意外な言葉が返ってきた。
「もしかして、私のお母さんが、私のパンツ穿かせちゃったから、そういう趣味になっちゃったのかなって、あ、そういう趣味が悪いっていうわけじゃないんだけどね!」