その5-3
「マジかよ優!見せてみろよー!」
男子は一斉に群がって、優のズボンを脱がした。
必死の抵抗虚しく、誠に貰ったカラフルなドット柄ショーツがみんなの目に晒される。
「本当だ!優もかよ!」
「えっでも誠君の見たせいか、あんまり驚かないね。」
その時、チャイムが鳴る。
「やべ、早く行かないじゃん!」
蜘蛛の子を散らすよう「各々着替えて体育館に向かうクラスメイト。
「どう?上手くいっただろ?」
「そ、そうなのかな?」
移動中に誠が声をかける。
結果二人は、クラスにショーツの事を認知されたのである。