ン-4
「おい。忘れるな?何のためにここに来てるんだ?」
「野菜を卸してもらうため」
「色仕掛けか?」
「色仕掛けをするほど良い身体はしていません」
「取引先になるかもしれない男だぞ?」
「だから?」
「響子だって仕事でここにいるんだろ?」
「私は有給中です」
「それに・・・寝てる私の髪をなでる男が言うセリフ?」
「・・・・」
「本音は何?」
「・・・・」
「本音は?」
「いずれ横浜に帰る女と短い期間だけ寝るなんてしたくない」
「始まってもいないのに、終わりを考えるなんて、バカね」
私のその言葉を聞くと
いきなり噛みつくようなキスをした。
「ん・・・ぁ・・・」
キスをしながらTシャツの中に手を入れる。
大きくてごつごつした手が
私の柔らかな胸を揉みしだく。
「抱いたら本気になるだろうが」
器用にブラを外すそのやり方は
一体どこで覚えたんだろう。
「ど、どっちが?」
キスの合間に、やっとのことでそんな風に言えば
「俺だよ」
と首筋を舐めあげてTシャツを脱がせた。
ブラも一緒に足元に投げ捨てれば
ゆっくりと両手でおっぱいをもてあそぶ。
乳首をつねられて身体が軽く反応すれば
ギュッと私を抱きしめたあとに
私の足元に膝まづいた。