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田園シンデレラ
【女性向け 官能小説】

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彼女を家に残して、
俺は久しぶりに虫の駆除を一人でこなし
流石に時間がかかるな。と固まった腰を叩いた。

シンデレラは虫パトロールなんて呼んでたな。
そんなことを思い出して、笑いが込上がる。

いつまでいるかわからない女の子だぞ。

自分に言い聞かせるようにしているのも
いつまで持つか・・・

昨日、二人で昼寝をしていたとき、
ふと目が覚めたら隣で寝ていたシンデレラが可愛くて。
疲れているだろうにごはんを作ってくれる一生懸命さに
思わず髪をなでていた。

うっすらと目を開けたあの子に「まだ寝てていいよ」と
声をかけたら口元だけ少し笑って
満足そうにまた寝てしまった。
俺が髪をなでていたのを気がついたのか気がつかなかったのか。

今日だって、本当は俺が連れて行ってやりたかったけど。
これ以上一緒にいたらダメだ。

休日なんかを一緒に過ごしたら
もう彼女を横浜に返せなくなる。

明日。いなくなるかもしれない女の子だ。
俺が、レストランへの野菜の供給をOKした時点で
いなくなる女の子だ。

はぁ。

大きくため息をついて、昼ごはんを食べに家に戻った。



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