第42章 今から初体験であなたがすべき事を教えます-2
昴を思う愛子の好意に、昴は逆らうことができない。それどころか股間のものがびくびくと震え、添えられた愛子の手の平を強く押し上げた。
「こんなに体を震わせて・・・初めて夢精した時の事を覚えている?私の名前を呼んでくれたのよ?その後も私を思って何度もしてくれた。ずっと見ていたのよ。とても嬉しかったわ・・・あなたをこの体に受け入れて教えてあげたいけど、ひたぎさんを裏切る訳にはいかないわね。だから、これを使いましょう」
愛子がゴム製のショーツとペニスバンドを取り出した。愛子は子供をあやすようにして、昴に男性自身を押さえつけるショーツを履かせ、その上にペニスバンドをしっかりと固定した。そして、自らも裸となりペニスバンド姿の昴を抱きしめ問いかけた。
「ひたぎさんを愛している?」
「もちろん、愛しています!」
「あなたの言う愛ってなに?ひたぎさんをどうしたいの?どうしてあげたいの?」
「愛ですか・・・なんだろう・・・ひたぎとずっと一緒に居たい・・・ひたぎの笑顔を守りたい・・・強くなりたい・・・ひたぎは僕を成長させてくれる存在で・・・ああ、僕はひたぎと一緒に成長したい・・・結婚して、子供を作って・・・もっともっと強くなって、ひたぎとその家族を僕が守りたい!そうだ、僕は人生を掛けてひたぎを幸せにしたいんだ!」
「そうよ。あなたは彼女を将来の妻として、子供を作る相手として、一緒に家庭を築く相手として欲しているの。その彼女を全力で守りたいと考えている。それが愛なのよ。そして、ひたぎさんもまた、将来あなたの子供を宿すつもりでいる。あなた達の付き合いはお遊びじゃない。本物よ。
初体験は、これまであなた達がしてきたお遊びの性行為とは違う。生殖行為よ。男性が愛する女性に精を与え、女性は愛する男性の精を受け取り、お腹の中にその男性の分身を宿すためにするものなの。それが安全日であったとしても、生殖行為に変わりはない。あなた達のように愛し合う男女にとって、これ以上の喜びなどないのよ」
愛子の手が、昴の男性自身をしっかりと握りしめる。
「でもね。女性にとって初体験は怖いものでもあるの。愛する男性のものとはいえ、こんなに太くて、長くて、硬いものが、塞がれた内臓を引き裂いて、体の奥深くまで入ってくるのよ。しかも、男性器のこの部分、こんなにエラが張って、内壁を擦りあげるようにできている。そんなものが引き裂かれた内臓の中で暴れまわるの。それを知ってなお、昴を受け入れるひたぎさんの気持ちえを考えてあげて・・・」
「ひたぎは、僕以上に強い思いで・・・」
「そうよ。そんなひたぎさんの気持ちに応える為に教えてあげる。女の愛し方を・・・さあ、いらっしゃい」
愛子の誘いに眩暈を覚えながらも、昴はひたぎとの狭間で苦み悶えた。しかし、ひたぎの強い思いに応える為にも愛子の教えを受けたかった。昴は愛子を抱きしめた。
「そんな抱きしめ方じゃだめ。初めての時はとても不安なの。もっと、拘束するように強く抱きしめるのよ」
昴は、愛子の腕の外側から、愛子の上半身を拘束するように腕を回し、強く締め付けるように抱きしめた。
「もっと強くよ。もう、けして離さないという気持ちを込めなさい」
昴が強く愛子を抱きしめる。
「んああ!そうよ。もう逃げられない。そんな気持ちにさせるの・・・その上でキスして。キスは優しく、慈しむように・・・」
昴が優しく唇を重ねる。
「もっと、優しく・・・唇の先が僅かに触れるくらい。そして、僅かに左右に擦って、これくらいよ」
昴の唇の先端を、愛子の指がなぞる
「んああ!母さま!」
唇に僅かに触れられただけなのに、ビンビンと痺れるような感覚に昴は悶えた。
「気持ちいいでしょう?さあ、私をひたぎさんだと思って・・・」
昴の唇の先端が愛子の唇の先端をなぞっていく。
「んん・・・そうよ・・・んああ・・・上手・・・そのままキスを続けながら、足を絡ませて・・・」
昴が僅かに触れるキスを続けながら、足を絡めていく。
「んんん、んん・・・そうよ、絡ませた足で私の脚を割り開いて・・・そうよ、脚の間に入ってきて、下半身でも私の体を身動きできないくらいに押さえつけて・・・んあああ、そうよ!」
愛子の柔らかい体を抱きしめ、愛子の悩ましい声と表情を見ながら、ビンビンと激しい感覚を伴うキスを続ける。
「はあ、はあ、体中で感じるでしょう?激しいキスがしたいと、体をいじってほしいとあなたも感じているはずよ。私もそうよ。でも、まだ早い。女性が我慢できなくなるまで焦らして・・・」
狂おしい感覚の中で、愛おしい思いが溢れてとまらない。愛子の吐息がどんどん熱くなっていく。
「んん、そうよ・・・ああん・・・ほしい、ほしいわ・・・ああん、もうたまらない・・・でも、まだよ・・・」